12/12超久しぶりの大型アップデートがやってきました。
毎年夏と冬にそれぞれ大規模なアップデートが来ることでおなじみでしたが、今年の夏は特に目立ったイベントもなかったし、何より次回作GTA6のウワサで持ち切りでしたので「もういい加減GTA5のアプデなんてやらないよなー」なんてタカを括っていたのですが、まさかGTA6トレイラー公開の数日後にやってのけるなんて・・・さすがです。
次回作が正式に出ることが決まっているのに(といっても2年後ですが)まだまだアップデートを続けるなんてスゴすぎます。GTA5は2013年発売ですから(オンライン開始は2014年1月)もう10年間アプデし続けてるってことになります。ひとつのゲームが10年も進化し続けるなんて家庭用ゲーム機ソフトじゃ前代未聞です!
しかも今回はロスサントスチューナー以来のクルマ系アップデート。いやがおうにも全国のクルマ好き共のテンションも上がるってもんです。主な追加要素は以下の通りです。
・新物件サルベージヤードが登場
・サルベージヤード強盗
・サルベージヤード+レッカー車で開始できるレッカーサービス
・一部既存車両(+新車両)にドリフトチューニングが追加
サルベージヤードという物件が買えるようになりました。雰囲気こそオートショップっぽいですが、個人車両を保管できるワケではなく、強盗で使用するクルマを置いておく場所。またレッカー車を購入するとレッカーサービス(盗難)で小銭稼ぎができます。
加えてサルベージヤード強盗というのが追加されました。こちらはオートショップ強盗に近い感じで準備が少ない小規模強盗という感じ。ただしフィナーレ以外はフリーセッションでやります。
稼げる要素かって言われると微妙ですね、現状は。ストーリー自体はなんかストリートギャングって感じがして面白いんですけど、実用性はカヨペリコには劣ります。カヨペリコへの依存がデカすぎるし長すぎる!
そして何より注目すべきは新機能ドリフトチューニングでしょう。これはLSカーミーティング会場でのみ可能なアップグレードで一部車両に適用することができます(このページの下の方に一覧載せてます)低グリップタイヤというのはありましたが操作性は皆無に等しかったのですが、ドリフトチューニングでは理想通りのドリフトができるようになります。
これまでGTAオンラインでのドリフトは上級者向けとされてきましたが、このドリフトチューニングさえあればもう安心!誰でも齋藤大吾ばりのキレキレドリフトをすることができるでしょう!願わくばもっと多くの車両に追加されて欲しい機能です。
チョップショップアップデートで追加されたクルマまとめ
ヴァピッド アリュージャン
モデル:フォード・エクスペディション(4代目)
エクスペディションは1997年にブロンコの後継として誕生したフルサイズSUV。フォードのピックアップトラック向けのシャシー、Fシリーズを使用しており、昨今流行のSUVの先駆者のような存在。そのうち4代目は2018年から販売している現行モデル。
迫力満点のフルサイズSUVであり、リンカーン・ナビゲーターのベース車でもある。正規輸入もされた初代モデルが日本では有名。なおアメリカで最も流通しているSUVの1台と言われており、SUV人気がイマイチなアメリカでは珍しく際立った存在。やっぱりFシリーズ由来のラダーフレームがお好きなようで。
イマドキなゴージャス系デカめSUVが登場。どうしてもSUVという特性上個性を出しにくい、なんというかモブキャラみたいな存在。しかしオフロードカスタムならまぁまぁサマになる。車高はある程度高い方がいい感じかな?にしてもSUVで180万ドルはやりすぎでしょう。
ヴァピッド ドミネーター GT
モデル:フォード・マスタング コンバーチブル(6代目)
6代目マスタングは2014~2022年まで販売されたアメリカンスポーツカー。1964年マッスルカーの元祖として誕生したマスタングは来年60年目を迎えるアメ車界の超古株。幾多のモデルチェンジを数えたった一度もカタログから外れなかったアメ車の象徴というべきクルマである。
マスタングはアメリカ国外でもメジャーネームだが、6代目は正式に世界進出を狙った世界戦略車である。右ハンドルモデルや、2.3L直列4気筒エンジンを搭載したモデルを販売するなど、これまでになかった取り組みを実践してきた、文字通り世界を見据えた設計をしてきているのが分かる。
元祖のマッスルカー、00年代のスポーツカー、そして現在のデカめスポーツカーと時代時代でその様式を変えてきたマスタング。日本での知名度も抜群に高く、アメ車といえばコレといわれても納得。
GTAオンラインでもしっかりバリエーション豊富に取り揃えており、初代、4代目、5代目、6代目がある。このうち今回登場したドミネーターGTは唯一のオープン車である。フルサイズクーペのオープンってやっぱり絵になるよなぁと実感。
デクラス ヴィゲーロ ZX オープンカー
モデル:シボレー・カマロ コンバーチブル(6代目)
6代目カマロは2015年から販売しているスポーツカーで現行の最新モデル。マスタングと双対をなすアメ車の代表格であり、日本での人気も高い。特に先代5代目モデルはトランスフォーマーのハンブルビーにも採用されたキャッチーなデザインから人気爆発。
5代目があまりにもカマロのイメージを根強く植え付けてしまったため6代目はキープコンセプト、要するにほぼ同じ外観でモデルチェンジされた。アメリカでも若者のクルマ離れが進んでいるというがカマロだけは相変わらず若い世代に人気があり、やはりトランスフォーマーの影響が大きいらしい。アメリカがいかに映画好きの国かが分かる。
アメ車2台巨頭マスタング&カマロの最新モデルがどっちもオープンで登場というのはいささか気が利いている。GTAオンラインだとどっちの方が人気出るのだろうか。迷ったらどっちも買えばいいだけのハナシ、なのだが双方200万ドル超なのでおいそれと手が出せない。
デグラス インペイラー LX
モデル:シボレー・インパラ(7代目)
インパラは1958年に登場したクルマ。初期のころは好景気に沸くアメリカ経済に乗っかるカタチで高級車路線で展開されていたが、徐々に経済が縮小するにつれて小型化・大衆車化した。7代目モデルはその分岐点になったとされるモデルである。
売上が伸び悩んだインパラは1977年モデルから小型化を決行。大衆車路線に舵を切ったことで売上がV字回復。シボレーの屋台骨を支える主力車両となった。その後も進路変更せず2000年代モデルは元高級車とは似ても似つかないTHE・普通のクルマである。古い型は大変人気があるが、最近のは見向きもされない悲しいヤツ。
グリーンウッドやエンペラーに近いオールドアメリカンセダン。60年代のクラシックカーもいいけれど、70~80年代の地味な角ばりセダンも捨てがたい。何かとアメリカ映画に出てくるクルマといえばこの辺の仲間のクルマが多い気がする。
ブラヴァド ドラド
モデル:ダッジ・デュランゴ(初代)
初代デュランゴは1998年に発売されたSUV。ダッジのミッドサイズピックアップトラックであるダッジ・ダコタをベースにしており、多くの部品が共通パーツになっている。SUV黎明期に登場した大型SUVだが、結局アメリカ人大好きなピックアップトラックの覇権を揺るがすには至らず、いまひとつな売上だったらしい。
デュランゴの先代モデルに位置づけられるダッジ・ラムやダッジ・ダコタは日本でも知られた名だがデュランゴはかなりマイナー。それもそのはずで正規輸入もされていないし、なにより大排気量アメリカンSUVの需要が皆無。エスカレードやナビゲーターなどの高級SUVは人気だが、”庶民派の大きめサイズ”となるとなかなかニッチな需要になってしまうのだろうか。
ビバナイトに続く今アプデ2台目のSUV。あまりにも普通なSUVすぎて「初期からあった?」と思わせるモブ感。だけど逆にそれがイイという物好きもきっといるはず。降雪期間に実装されたとだけあって、操作性はまずまず。大排気量×4DWのアメリカンドライブを楽しめる。
グロッティ ツーリスモ オマジオ
モデル:フェラーリ・F8 トリブート
F8トリブートは2019年に発売したモデル。458イタリア、488GTBに続くV8フェラーリの最終型として登場した。なお今後純粋なガソリンエンジンのV8モデルは開発しないと発言しており、事実上V8フェラーリの最終形態ということになる。
フェラーリのV8シリーズは創業者エンツォ・フェラーリの息子の名を冠したディーノから始まりテスタロッサ、360モデナ、F430、458イタリア、488GTBとフェラーリの顔を彩ってきた名車ばかりが顔を揃える。その系譜に一旦ピリオドが打たれると思うと時代も変わったなと実感してしまう。
GTAオンラインのフェラーリ(グロッティ)シリーズももはやアタマうちになるんではないかというくらいで続けているが、どれもこれも個性的でやっぱり欲しくなってしまうのは、さすがのフェラーリセンスというところなのだろうか。高けぇ高けぇと言いつつ結局コンプしてしまっている方も多いのでは?この私がそうであるように・・・。
カリン アステロープ GZ
モデル:トヨタ・カムリ(7代目)
カムリはトヨタが1980年から製造している乗用セダン。日本では教習車か営業車くらいの感覚しかないが、海外だとバカほど売れてるトヨタの大ヒットロングセラー。我々がBMWやベンツをメーカー名で呼ぶように、海外でTOYOTAといえばコレというくらいの知名度を持っている。日本ではウィンダムという名前でも売っていた。
北米を中心に世界で売れに売れまくっているカムリ。NASCARにカムリでエントリしてたり、最近はスーパー耐久に水素燃料車として参戦したり、意外とモータースポーツとの繋がりも深い。その甲斐あってか最近のカムリはジジくさい営業車というイメージからスポーティでカッコイイ車へとイメージアップした。
そんなイケてる最新モデルではなく2000年代初頭の古さを感じる7代目がモデルのアステロープGZ。スポーツカーでも高級車でもクラシックカーでもなくTHE庶民の車という渋すぎるセンスにニンマリした車好きも多いはず。このチープさがたまらんのよ・・・。
カリン ビバナイト
モデル:トヨタ・シエナ(4代目)
シエナはトヨタの北米専売モデルのミニバン。タンドラやタコマと同様に日本のトヨタディーラーでは販売されていないトヨタ車。日本で走っているものは全て並行輸入車であるため左ハンドルである。元はエスティマの海外モデルとして開発されたが、北米専売として独立したことで全くの別物になった。
北米トヨタを代表する傑作ミニバン。いわゆる日本でよく目にするようなミニバンよりも一回りサイズが大きく迫力があるのが特徴。特に3代目モデルは日本でも人気が高く、輸入ミニバンというニッチな需要にも関わらず中古車市場もまぁまぁある。やっぱり逆輸入車という言葉には特別な響きがあるような気がしてならない。
久々ミニバンの追加。しかも逆輸入車ではあるものの日本由来のミニバンはこれが初めて。日本人にも好きな人が多いシエナとは気が利いているチョイスだ。願わくばひとつ前の3代目がよかったなーと思いつつも4代目もこれはこれで良い。ルーフラックを付けると一層雰囲気が増す。
ファゾム FR36
モデル:日産・スカイラインクーペ(CV35型)
2003年にGT-Rとスカイラインが完全分離した最初の車がCV35型のスカイラインである。セダンモデルとクーペモデルが展開している。なお北米向けブランドインフィニティではG35として販売された。当時はGT-R・スカイライン派閥問題で分かれたが最近では双方それぞれに人気が出ている。
FR36という名前だがモデルはCV35(G35)スカイライン。日本では「GT-Rじゃないのか・・・」的な感じで受け入れられるまでに時間を要したが、北米では手頃な価格のFRスポーツとして人気爆発。現在中古車市場も豊富で排ガス規制後のスポーツカーとしては非常にお求めやすい。ただしMT車はAT車の倍以上の値段なので注意。
GT-R時代のスポーツカーからパーソナリティクーペとしての面が強くなったスカイラインクーペだが、このゲームではどうも”ドリフト車”としての地位を確固たるものにしているらしい。新車両の中で唯一ドリフトチューニングが出来る上に、カスタムもやはりドリ車チックなものが多い。GTAオンラインでも海外勢に人気。
ヴァピッド スタニアー LE クルーザー
モデル:フォード・クラウンビクトリア ポリスインターセプター
クラウンビクトリアは1992年~2012年まで販売されたフルサイズセダン。一般販売用の乗用車だけでなくタクシーとしても広く用いられたが、特に警察車両として多く使用されたのが有名である。パトカー用モデルポリスパッケージが存在し、乗用車モデルにチューンが施されたモデルが正式に販売されていた。
パトカーの中でもクラウンビクトリアのシェアは圧倒的に大きく、最盛期は7~8割を占めていたと言われており、今でもバリバリ現役の個体も多い。映画やドラマでもお約束といっていいほど出てくる車両であり、そういう意味では日本でも「アメパトっていえばコレ」という認知度である。
これまでどうあがいても個人車両化できなかったパトカーがついに入手可能に。しかもレアな覆面仕様まで。かねてより個人車両化が待ち望まれていた為今回の反響は大きかった。ただし値段も600万ドル超と世紀末価格になっており、我々プレイヤーをドン引きさせた。
ドリフトチューニングができるようになった車両
ファゾム FR36 ※新車両
モデル:日産・スカイラインクーペ(CV35型)
アニス ユーロス
モデル:日産・フェアレディZ(Z33型)
アニス ZR350
モデル:マツダ・RX-7(FD3S型)
アニス レミュス
モデル:日産・シルビア(S13型)
ディンカ ジェスターRR
モデル:トヨタ・スープラ(A90型)
カリン フトGTX
モデル:トヨタ・スプリンタートレノ(AE86型)
デクラス ドリフトタンパ
モデル:ケン・ブロック仕様 フォード・マスタング(Hoonicorn RTR)
デクラス ドリフトヨセミテ
モデル:ケン・ブロック仕様 フォード・F-150(Hoonitruck)