安定のモンエナ仕様、人はなぜ”安定”を求めるのか
マットブラックのボディにライムグリーンのFifteen52ホイール・・・。
モンスターエナジーカラーは常に時代の王者として君臨してきました。
「どんな車でもモンエナ仕様なら似合うっしょ!!」
にわかに人間の深層心理に根付いているのは言うまでもありません。
今回はモンエナ再現車から意外にモンエナカラーが似合う車をチョイス。
デグラス ドリフトタンパ
世界中で大人気となったHOONIGANのドリフトモンタージュでケンブロックが駆っていたマスタングの再現車。普通のタンパとの変更点としてはワイドボディ化され、駆動方式がFRから4DWに変更されている。これは実車のほうでも同じカスタマイズがされており忠実に再現されている。なのにスリックタイヤという事実。ドリフトするっていうのに!
名前がドリフトタンパだがかなりドリフトしづらい。スリックタイヤのためかタイヤのグリップが効きすぎて滑りにくいのだ。ちなみにデフォルトホイールはペイント可能。まぁ実車は星型のホイールのゴールドカラーなんだけどね。
※スリックタイヤとは・・・溝がないレース用のタイヤである。F1などに用いられる。通常のタイヤよりも圧倒的にハイグリップであり、300km超のレーシングカーのコーナリングを可能にしている。
デグラス フラッシュGT
こちらもHOONIGANのドリフトムービーに登場していた車の再現車である。モデルはフォード フォーカスとフィエスタ。実車同様こちらも4DW化されている。こちらはスリックタイヤではなく普通のタイヤ。おっ?ドリフトできそうじゃん?と思ったのも束の間。ドリフトタンパ同様、グリップが効きすぎて滑りにくい。なぜなのか。
ドリフトタンパはノーマル状態のタンパが存在するのに対し、フラッシュGTはノーマルが存在しない。なお、GTA:SAではEF型シビックモデルのフラッシュが出ていた。GTA5ではフォーカス・フィエスタモデルなのでノーマル状態が欲しいところ。それをシャコタンにして鬼キャンにしてetc...こちらもデフォルトホイールのペイント可能。同じデザインのホイールのものが存在するが、デフォルトの方が若干リム深かも。
ペガッシ テンペスタ
D1グランプリに突如登場して話題をかっさらったドリフト仕様ランボルギーニ ムルシエラゴの再現車。ボディペイントが存在しないためステッカーのところは再現できないが、雰囲気でもドライバー斎藤大吾が駆るマシンに寄せることができたかなと自己満。
もちろんスーパーカーなのでドリフトはしづらい。とにかく滑らない。でもそんな滑らない車を無理やり滑らせるっていうのもなかなか乙なものではないだろうか。なお、画像のようなステー部分とウイング部分が上面で繋がっているタイプのGTウイングをスワンネックという。白鳥のクビに似ていることに由来。
※斎藤大吾とは・・・FAT FIVE RACING代表兼ドライバー。D1グランプリにて幾度も表彰台に上がっている凄腕ドライバー。世界初のドリフト専門ドライバーとしてモンスターエナジーやSUNOCOとスポンサー契約を結んでいる。FNATZ時代から白煙をまき散らす過激な走りに世界中が熱狂した。
デグラス ホットリングセイバー
常々私が激押ししているホットリングセイバー。この記事を書こうと思ったのも、この車のモンエナ仕様を見てほしかったからだ。NASCARをモンエナってどういうことだって人もいるだろうが、私はこの車をドリ車だと勝手に錯覚している。ドンガラ内装、赤いロールケージ、徹底的な軽量化がされたエンジンルームは他の車にはないドリ車感をにおわせているではないだろうか。
個人的には薄目で見たら斎藤大吾のモンエナ仕様JZX100チェイサーに見えなくもない・・・かな?ニュアンスだけでもストイックなドリフト魂を感じたい方にはおすすめ。この車のエンジンルームや内装は他の車にはない特別仕様。イマイチ人気が無くて影が薄いのが残念だ。
ドンガラとは・・・車の内張や後部座席などを取っ払い、軽量化したカスタムのこと。チューニングカーやコテコテの走り屋仕様に見られる。遮音性が極端に失われるため、車内がものすごくうるさくなるらしい。
アルバニー プリモ
ホットリングセイバーがどうみてもJZX100なわけねぇだろいい加減にしろ!って声が聞こえたので比較的近いプリモで再現。ビジュアル的にはベリーグッドだが、やはりセダンなのでパワーがない。これは致し方ないのでビジュアル専門ですね。
マフラーが2本出しだからリアからはドリ車っぽくないかも。それにしてもGTAオンラインってハイパワーの4ドアって少ない気がする。おそらく今のところ最速はベネファクター シャフターV12。でもベンツだからなぁ。JZX100チェイサーとかアリストがモデルの車が登場してくれたら面白いかなって思う。とにかくチューニングベースの日本車がほしいのです。
ちなみに本家・斎藤大吾JZX100チェイサーは1000馬力オーバーのモンスターマシン。大衆セダンのプリモくんじゃフルチューンしても程遠い。
ブラヴァド スプランクバッファロー
これはもはや珍車の部類かな。次世代機版から登場し引継ぎ特典として無料で販売されている。しかし、あまりの影の薄さから存在すら知らなかった人もいるのでは?通常のバッファローよりもパワーアップが施されており結構早い。今回紹介する車の中で一番ドリフトしやすい。
スプランクのラッピングにマットブラックでモンエナ仕様を実現。車両価格が無料でカスタム費用も安いので、お手軽モンエナ車両といったところか。ガレージに空きがあるならレッドウッドガントレットと並んで試してほしい車のひとつだ。驚きの性能に驚くことなかれ。
今回は私的にモンスターエナジーカラーが似合う車両・再現車を紹介しました。
あと「こんな車も似合うよ!」っていうのがあったら教えてほしいです。
次回もご期待に沿えるようがんばります。