日産 フェアレディZ(S30)
使用車種:カリン 190Z
湾岸ミッドナイト主人公の朝倉アキオは湾岸線で行われるストリートレースに熱中していた。そんな彼がスクラップ置き場で惹かれるように購入したのがフェアレディZ(S30)、後に悪魔のZと呼ばれる怪物である。
悪魔のZは絶対的なスピードをドライバーに与える代わりに命を奪う恐ろしいマシン。アキオはそれに地獄のチューナー北見のチューニングを受けて悪魔を進化させた。
GTA5の190Zはカスタムパーツが豊富で写真のように悪魔のZ風にカスタムすることも可能。純正使用からレーサー使用まで幅広く対応できる。フェンダーも当時モノっぽく再現できるがツラが合わないのが残念。
190Zの特徴的なカスタムはエンジンパーツのカスタムができることである。べニーズ車ではカスタムできたがそれ以外では唯一。エンジンブロックを換えれるだけでなく、キャブレターの取付、ラジエーター・パワーバーの交換まで可能。
湾岸ミッドナイトでは作中何度もエンジン美学について触れているので、エンジン自体をカスタムできるのは趣深い。実際70〜80年代のチューニング界はZが主流だったそう。190Zは日本のカスタムシーンをよく表していると言えるだろう。
ポルシェ 911 ターボ
使用車種:フィスター コメット レトロカスタム
アキオがストリートに熱中し始めたとき、湾岸の帝王として君臨していたのがブラックバードこと911ターボである。ドライバーはアキオのライバルとなる島達也。達也はZの前オーナー朝倉晶夫の友人でもあった。
達也もまたZに惹かれ、不注意による事故をきっかけに車検不可のパイプフレーム+カーボンパーツカスタムを敢行するなど、悪魔のZの好敵手としてストーリーを盛り上げた。
GTA5ではポルシェがモデルの車がいくつか存在するものの、古い型のポルシェはべニーズ車のコメットレトロカスタムとコメットサファリのみ。特にレトロカスタムはポルシェの代表的な911をベースにRWB風のカスタムが施されており、高い人気を誇る。
張り出した巨大なオーバーフェンダーとそれに負けない極太ホイールが最大の魅力。パワーも充分でドリフトもしやすい。ソリッドブラックに塗装しハイウェイを駆け抜ければ気分はブラックバードになること間違いなし。
日産 スカイライン GT-R(BNR32、BCNR33)
使用車種:アニス エレジー レトロカスタム
売れっ子アイドルとしてTVで活躍するレイナはGT-R(BNR32)で湾岸を爆走するストリートレーサーとしての顔を持ち合わせていた。彼女のGT-RはYMSPEEDによるチューンで500馬力を発生させる。
エレジーレトロカスタムは全体ベースが32GT-Rで随所に33の要素も見られる。ナンバーステーの位置を変えられる細かなギミックがありストリートを意識しているところがポイント。各パーツもGT-R実物によく似ている。
それから湾岸ミッドナイトで忘れてはならないのがFLATレーシング黒木隆之が乗るGT-R(BCNR33)だ。彼もZに惹かれ生活の全てをGT-Rに捧げてきた。効率重視の仕事に嫌気がさし仲間からハブられてもストイックに自分の理想を追い求めるナイスガイだ。
エレジーレトロカスタムを33風にしたいときは画像のスポイラーが純正によく似ているので必需品だ。そうすりゃ誰がどう見たって33GT-Rそのものである。
フェラーリ テスタロッサ
使用車種:ペガッシ インフェルナス レトロ
テスタロッサに北見チューンのメスを入れるという恐ろしい蛮行を犯した者もいた。イシダヨシアキである。しばらく走り屋を離れていたが悪魔のZを機に湾岸に復帰。タイベルが切れた際に近くにいたカップルに「パンストを1万で譲ってくれ」と言ったことでおなじみ。
ペガッシはランボルギーニがモチーフの会社であり、立場的にディアブロがモデルなってるインフェルナスレトロだが、フロントやフィンがテスタロッサ似なので採用。クラシックスポーツカーの中でも随一の速さを誇り、ローワイドなスタイリングは古き良きスーパーカーブームを思い起こさせる。
トヨタ スープラ(JZA80)
使用車種:ディンカ ブリスタ レトロ
オリジナルカラーに身を包み、湾岸に父親の姿を追いかける者もいた。相沢圭一郎である。大学生ながらホストで稼いだ金を全てスープラ(JZA80)につぎ込み幻の湾岸ランナーであった父を目指していた。
ケイのスープラのエアロは特注品なのだが、画像のフロントバンパーはケイのそれによく似ている。スープラといえば2JZ搭載ハイパワーマシンとして知られ、最高速チャレンジで度々登場する。ぜひともハイウェイを疾走させたいところだ。
日産 フェアレディZ(Z31)
使用車種:インポンテ ルイナー
物語後半に登場するZ使いが原田である。グリーンオートに勤務する青年で、アキオ同様、愛車のZに生活の全てを注ぎ込んでいる。そんな彼が「とびっきりの速さ」を目指して作成したのがフェアレディZ(Z31)である。結果的にバランスを顧みないパワー先行のチューンを行いエンジンブローしてしまう。
GTA5でルイナーは初期から実装され、野良湧きもする身近な車だが、意外とZ31がモデルと知って乗っている人は少ないだろう。歴代フェアレディZの中でもS30、Z32、33、34に隠れてZ31はマイナー車。個体数が少なく、チューニングシーンでもなかなか見かけない。湾岸ミッドナイトではアキオが悪魔のZに出会う前に乗っていたりと何かと縁がある。
三菱 ランサーエボリューションⅤ
使用車種:カリン サルタン レトロ
大阪環状線でプライベーターながら各所のショップデモカーをぶっちぎってきたのが、エイジの乗るランエボ5である。普段は愛人を作って出ていった父親に変わって継母とその連れ子のマキの面倒を見ている。複雑な家庭事情を抱えつつ、自分の力で実家の青果店を復活させ、なおかつ環状でもチューナー泣かせの強さを誇るすごいヤツ。
サルタンレトロはフロントバンパーとボンネットパーツを変更することでインプレッサからランエボに近い見た目に変更することができる。そのパーツも実物にかなり似ているので必見だ。ストリートカスタムだけでなく、サスペンションを限界まで下げるとハードなキャンバーがつくなど、近年のスタンスブームも取り入れていたりと、かなり凝って作られている。
マツダ RX-7(FC3S)
使用車種:インポンテ ルイナー
自動車評論家でかつてZEROに所属していた城島洸一はアキオとの出会いをきっかけに再びストリートに戻ることを決意した。かつて自らが所属していたチューニングショップZEROのデモカーであるRX-7(FC3S)を手に入れ、アキオに走りを教えながらストリートランナーとして復活した。マシンの扱い方にかけては北見からも「チューニングカーを良く分かっている」と言わしめた。
ルイナーは先にZ31の再現として紹介したが、どことなくFCにも似ている。ルイナーはスポーツカーらしくカスタムできる他にも、外付けオイルクーラー、チンスポ、板ッパネ、そして天まで伸びる4本出しタケヤリマフラーを備えている。色んな意味で日本文化を良く表している一台といえるだろう。
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