クルマ

ジャパンモビリテイショー2023に行ってきました

東京モーターショー改めジャパンモビリティショーになりました、毎年恒例の自動車展示会。東京ビックサイトで行われる一大イベントですが、私が参戦するのは2019年以来2回目。

当時は東京の友達に誘われていったものですから、全部を見る余裕はなくて、なんだかんだみんなのペースに合わせてバラバラ見てきた感じでしたが、今年は単独で言って参りましたので、隅から隅まで見てやれ!って気持ちで行ってきました。

展示会というだけあって、さすがに業者も多かったのですが、円安の影響もあって外国人も非常に多かったです。それだけ注目度が高いってことですよね。

 

展示車両の種類もバラエティ豊かでモータースポーツエリアにはF1マシンやルマンマシン、さらにSUPER GT車両なども展示。またVIDEO OPTIONで見たことのあるチューニングカーもあるのには驚きました。コンセプトカーだけでなくクルマ好きが見ても納得できるような、そんなラインナップでしたね。

見れば見るほど発見があると言うか、ワクワクが詰まった大変すばらしい空間でした。ここでは私が気になったクルマを中心に紹介していきますね。

 

 

気になるクルマ その① モータースポーツ編

エントランス入ってすぐに待ち構えるのがこちらの3台。SUPER GTマシンたちです。一番奥が2021年のチャンピオンSUBARU・BRZ。そして真ん中が現在のフェアディZの前に使用されていたMOTUL NISMO GT-R、そして手前が来年から参戦する話題のシビック・TYPE-R-GTです。シビックのGTカーってどんなん?って思ってたけど、こう並んでも全く遜色ないレーシングカーでした。ていうか他よりゴツいです。

そしてこちらは2018年~2022年までルマン5連覇を成し遂げたトヨタのWEC車両。2021年から使用されているトヨタ・GR010ハイブリットです。このマシン実際に走ってたものらしく、ボディの随所にハネ石や接触による傷跡があって生々しかったです。でも戦うクルマって感じがいてステキでした。

こちらは今年のF1チャンピオン、レッドブルのF1マシンです。2022年用のマシン、レッドブル・RB18です。昨年は日本GPでドタバタのうちにチャンピオンが決まったのもいい思い出です。奥に見えるのは日産のフォーミュラEマシンです。来年は東京でのフォーミュラE開催が決定しているので何かと話題です。先日小池都知事もPRしてましたね。大都会東京のど真ん中でレースするなんて想像もつかないです・・・。このほかに佐藤琢磨がインディ500でチャンピオンを獲得したマシンも展示されていました。

 

 

気になるクルマ その② コンセプトカー編

今回おそらく最も注目を集めていたであろう一台、マツダ・ICONIC SP。ロータリー×EVシステムを想定したマシンとなっており、マツダの伝統と現代がマッチしたなんともクルマ好きの心をくすぐるイカしたクルマでした。またデザインも現代っぽくもありつつ2000年代初頭感もあるというか・・・。ボディカラーも相まってちょっと昔のフェラーリみたいと思ったのは僕だけですかね?しかもガルウィングです。

 

トヨタGRブランドからのコンセプトカー、FT-Se。FTっていうと86がコンセプトカーで出た時にFT-86って名前でしたからその系列なんでしょうか?まぁでもスーパーカー感のある見た目ですが。そういえば何年か前に先程紹介したトヨタのルマンカーをベースにしたスーパーカーを開発中だみたいな噂を耳にしましたけど、ソレのことなんですかね?

 

その名がユニークな事でも話題になったトヨタ・カヨイバコ。超万能ユーティティー自動車という触れ込みでしたからハイエースの未来型ということになるのでしょうか?たしかにハイエースの覇権が長すぎるからそろそろ代替わりしてもおかしくないかも。でも現場に向かうのにコレだったらスゴい違和感だけども。

 

トヨタの月面探査車。月面でのフィールドワークを目的にしているわけで当然デザインは最小限、実用性極振りなんですが、そのストイック感がカッコよさを演出している気がします。いや、オフ車としてアリじゃね?と思っちゃいました。

 

こちらはレクサスブースから、LF-ZC。100%電気自動車で2026年の市場導入を目指しているそうです。ガンダム感の増した”長さ2割増近未来プリウス”って感じです。メルセデス・ベンツ・CLAやプジョー・508にみられるような流線型ワゴンのシューティングブレイクですかね。まだ日本車でそのデザインを活かしたクルマは無いと思うので、これからは主流になるかもしれません。

 

そうそうガンダム感といえば・・・。日産ブースからヤバそうなこちらも紹介します。日産・ハイパーフォースです。電気自動車ながら1000kWを発生させる電動ハイパーカーで次期GT-Rとも言われています。今回のコンセプトカーで一番攻めたデザインかも。逆にチバラギ仕様の族車っぽくもある??なんだか”フォースを感じる”としかいいようがないクルマですね。

 

こちらも色々話題のSUBARUから。手前はSUBARU・SPORT MOBILITY Consept、奥に見える巨大ドローンみたいなのがSUBARU・AIR MOBILITY Conceptです。出展企業で唯一だと思うんですが、なんと空飛ぶクルマ(?)を公開。ついに未来もここまで来たか!って感じですよね。もうドラえもんの世界がすぐそこなんだなぁと実感・・・。

 

某雑誌でも盛大に取り上げられていましたプレリュードの新型、ホンダ・プレリュード コンセプト。バブルを盛り上げた懐かしの名車がついに復活するそうです!このサイズのスポーツクーペとなるとS2000以来ですかね。かなり現実味のあるデザインだけに完成版が楽しみな1台です。ちなみに電動スポーツカーを目指しているそうですね。どうなることやら・・・。

 

スポーツカーが目立つ中で自らのスタンスを一切崩さない三菱。そんな三菱からは三菱・D:X Conceptをお披露目。おそらくデリカの後継でしょう。ラリー競技ではすでに電動化が進んでいるのですが、それを市販車レベルに落とし込んだカタチですね。近未来オフローダってなかなかないコンセプトなので面白いです。

 

こちらはダイハツ・ビジョンコペン。コンセプトカーっていうかただの初代コペンじゃん!次世代どころが先祖返り!2代目コペンのデザインが賛否両論なのはよく聞く話ですが、後継車はデザインを戻すんでしょうか?まぁ初代のあのかわいらしいルックスは秀逸でしたからねぇ。

 

個人的に気になったデザインのBMW・Vision Neue Klasse。BMWのキドニーグリルはどんどんデカくなってて「おいおい・・・」って人が多いと思うんですけど、逆にフェンダー際まで広げちゃえば結構イイ感じ?このコンセプトカーのデザインならシャープに見えるしデザインとしてまとまっている印象です。

 

 

気になるクルマ その③ 新興企業編

こちらはエイム制作のEV SPORT 01。エイムはもともとレーシングカーのエンジンの設計などもしているそう。このコンセプトカーは既にグットウッドで走らせた実績があるらしく、完全EVで490馬力相当を発生させるんだとか。ちっちゃいアストンマーチンみたいなデザインもなかなかユニーク。

 

IAT制作のフルサイズEVピックアップトラックT-MAD。とにかくデカい!デカすぎる!EVといえばどうしてもスマートなイメージがつきまといがちですが、こんなゴツいヤツがあってもいい!近未来的でありながら武骨さも感じるデザインで個人的にお気に入りです。できればドア閉まってるとこ撮りたかった~。

 

千葉県柏市のチューリングが制作したチューリングマシン・アルファ。完全自動運転車の研究を行っている会社だそうです。デザインは未来的・・・というよりクラシカル?ホンダがF1で初優勝したくらいの・・・50~60年代のレーシングカーに見えちゃうのは私だけでしょうか?逆に先祖返りっていうのもデザインの発想として面白いですよね。

 

 

気になるクルマ その④ その他

こんなブースもありました。なんとケーニグセグ・レゲーラが展示!価格は2億円以上だったちと記憶しているのですが・・・一体だれが買ったんですか?これはケーニグセグのブースじゃなくてカー用品店のブースだったのですが、なんてブルジョワな。本物は初めて見ました。ラプタードアかっこいい。

 

往年の名車フェラーリ・F40!今なおフェラーリといえばコレ!と思う方もいるのでは?根強い人気と抜群の知名度を誇る一台です。ここはスーパーカーフェスティバルブースで、スーパーカーサークルが主催しているイベントだったと思います。展示会やカーショーなんかでは頻繁に出展しているイメージです。

 

そして我らがオートサロンブースにはHKSが制作したTRB03!「筑波レコードブレーカー」と名付けられた魔改造86。筑波サーキット49秒台をたたき出したモンスターです。1分切ったらスゴいと言われていた時代から20年。同じチューニングカーで10秒以上早くなるとは信じがたいことです。

 

今年のドリフト界を最も騒がせたマシンと言えばこれでしょう。今年のフォーミュラドリフトジャパン エビス・岡山に参戦した2022年WRC王者カッレ・ロバンペラのレッドブル・GRカローラ。エビスでは初参戦でいきなり優勝。世界王者が来るとあって大注目でしたが噂にたがわぬ圧巻のパフォーマンスでした。GRカローラという異色のマシンも注目されました。CUSCOの技術力すごい・・・。

 

そしてついにはロボットまで!!ツバメインダストリー制作のTHE・ARCHAX。これ今年の9月から販売されているそうで4億円だそう。もう高いんだか安いんだかなんだかわからないです。リアルトランスフォーマーももう現実化してしまっているとは、なんと恐ろしいご時世。そのうちガチのガンダムとかも出てきそう。

 

 

感想

時代の潮流ということもあって、やはり電気自動車の流れはすぐそこまで来てるなぁ~というのを実感しました。中国市場では新車販売の3割がEV・PHEVだって言いますし、ヨーロッパでは2030年までにEV完全移行するっていわれてますし、もう世界的にもEV化してしまうんでしょうね~。

モータースポーツとかカスタムカー好きの私からすると素直に喜べない部分もあるんですけど、まぁこれも受け入れるしかないですかね・・・。

それはさておいて、今回のジャパンモビリティショーではEVが目立ったのもそうですが、日本企業のスポーツカーも目立ちました。若者のクルマ離れと言われて久しいこのご時世ですし、スポーツカー不遇の時代なんてのも言われたりしますが、トヨタ・日産・ホンダ御三家が揃ってスポーツカーを出展していました。中でもホンダのプレリュードはかなり市販化の現実味を帯びています。

企業のブランドイメージ、特にイケてる印象をもたせるにはスポーツカーが必需品。安い自動車、便利な自動車ばかり作っていればいいってもんじゃないということでしょうか。去年あたりから自動車企業は円安のおかげで輸出が絶好調で、各メーカーが最高益を出している状態なので、こういった羽振りの良いクルマを作れたというのもあるかもしれません。

いずれにせよまだまだ日本の自動車界の未来は明るいぞ!ってことです。

また来年もお邪魔したいですね~。2024年はどんなスポーツカーを見られることやら・・・。

 

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