カリンについて
カリンのモデルはトヨタ自動車。トヨタ自動車は1933年に創業者・豊田佐吉が豊田自動織機製作所内に自動車部を創設したことから始まった。もともとの鋳造・機械加工技術を活かし徐々に自動車製造へとシフトしていった。
本社所在地はご存じ豊田市であるが、この地はもともと拳母(ころも)という地名だった。1959年にその功績を讃え現在の豊田市へ改称された。ちなみに創業者一族の姓・豊田はトヨダが正式な呼び方。社名にするにあたりトヨタ(TOYOTA)の方がスマートかつ縁起が良いという理由から濁点は取り除かれた。
海外販路拡大と積極的な事業買収で年々増益を繰り返し、2008年にはリーマンショックで大打撃を受けたGMグループを追い抜き、販売台数世界1位になった。ところが2009年~2010年に大規模リコールが発生し大ピンチに。2009年に社長に就任したばかりだった豊田章夫は苦境に立たされたが見事に危機を脱した。
アベノミクスの影響で輸出有利な円安になり経営はますます加速。増収増益を繰り返し、2014年には世界の自動車メーカーで初となる年間販売台数1000万台を超え、さらに翌2015年には純利益が2兆円を突破。文句なしに日本一の企業どころか、世界一の自動車企業である。
近年はGRスープラやGR86などハイパフォーマンスなスポーツカーを次々に世に送り出し、豊田章夫自らが開発ドライバーとして参加するなど最近は社長の活躍が光る。「確かな安全性・譲れない性能・社長がコーナーを攻める」が良いクルマ作りの条件と語るモリゾウの活躍に今後も目が離せない。
セダンやスポーツカー、ミニバン、軽自動車(ダイハツ)まで何でも取りそろえるトヨタ。VIPカーならクラウン、ウーハー族ならエスティマ、ドリフト野郎ならチェイサー、スポーツカーなら86とあらゆるカスタムシーンでトヨタ車を目にするのが当たり前。それくらいJDMカルチャーとトヨタは深いつながりなのだ。
モータースポーツにも積極的でWRCでは幾度とチャンピオンに輝き、ルマン24時間では3年連続で総合優勝を飾り、NASCAR、SUPER GTなど世界各国のレースに参戦し続けている。2002年~2009年まではF1にも挑戦していた。生粋のレースオタク豊田章夫を率いるトヨタレーシングの一層の活躍を期待しよう。
カリンはGTAシリーズに登場する最古参のメーカーのひとつで旧作から数多くのクルマたちが登場してきた。日産がモデルのアニス、ホンダがモデルのディンカと比べても格段に多い。アメリカ自動車界にどれだけ根強くトヨタが浸透しているかが良く分かる。
スポーツカーから大衆車まで幅広くそろえられており、カスタムパーツもまたJDM好きを納得させられるようなものがしっかり揃えられてある。アップデートで90年代スポーツカーや現行モデルが追加されるなど、その数は留まることを知らない。
カリン車(特に初期に実装されたもの)はペダルやウィンカーが無い欠陥車が多い。ウェブサイト販売ページのテキストでもキツイ皮肉を書いてることが多い。事実トヨタ車はじめとする日本車が北米で売れすぎることから、アメリカ国内メーカーの売上の障害になっている部分もあり、一部では日本車嫌いを公言する米国人もいる。
日本のメーカーが躍進することはとても喜ばしいことだが、そのせいで古くから地元に根付いてきたメーカーが日本車に侵食されていると考えるとモヤモヤしてしまう。前大統領トランプ氏も自動車貿易摩擦を問題視していた。今後アメリカ市場で日本車の立ち位置がどうなるのか注目だ。
エンペラーについて
エンペラーのモデルはトヨタ自動車の高級車向けサブブランドレクサス。設立以前、トヨタは安価な自動車メーカーとしてしか見られていなかったが、LS400(日本ではセルシオ)の成功を受け高級車も作れる会社だということを知らしめ、トヨタ・レクサスの名を確固たるものにした。
設立当初はアメリカ市場向けにしか考えられていなかったが、現在のように日本でも販売するようになった。日本でもBMW、メルセデス・ベンツに並ぶ欧州高級車の代表格として人気を博している。近年はスピンドルグリルを共通デザインにし、パーツのあちこちに”L”を意識したデザインを散りばめるなど、欧州メーカーへの対抗心を見せている。
GTAオンラインでは現在たったの3台しかないエンペラー車。まだまだ未登場のレクサス車はたくさんあるのでいつか追加されることを期待しよう。一応カリンが親会社ということになりそうだが、特に関連性は見られない。
トヨタがモデルのクルマまとめ
カリン フト
モデル:トヨタ・カローラレビン(AE86)
AE86は1983年に販売したスポーツカー。固定ヘッドライト式のカローラレビンとスプリンタートレノの2車種で展開。型番から取ってハチロクの愛称で親しまれる。当時ターボ化・FF化が主流だった自動車業界にてあえて自然吸気・FRというパッケージを崩さず、スポーツカーが持つ本来の良さを引き出すことを目的に開発された。
旧式のメカニズム、またシンプルでカスタマイズしやすい仕組みからチューニングベースとしての人気が急騰。”ドリキン”でおなじみの土屋圭一も「ハチロクがあったからレーサーとして成功できた」と述べるほど、軽量FRスポーツが与える応答性の良さ・運転の奥深さを存分に享受できるクルマ。
新車販売はイマイチ伸びあぐねたため販売期間はたったの4年。しかし頭文字Dの大ヒットやドリフト・峠ブームから1990年代に人気が爆発。手軽に手に入るドリフトベース車として走り屋たちの絶好のターゲットとなった。新車販売台数がそもそも少なかったこと、過激な走行をする個体が多かったため、現在程度の良いAE86を手に入れるのは相当困難。中古車市場でもプレミア価格だ。
ジャパニーズスポーツカーカルチャーを代表するクルマであり、”峠”・”ドリフト”といえばやはりこの車が一番支持されることだろう。海外でJDMが人気になって久しいが、AE86は間違いなくその根底にいる稀代の名車であると断言したい。そう、まさに「走り屋のエース」なのだ。
初期から実装されていて、GTAオンラインにおいても初期からドリフトベース車として活躍中のフト。ロックスターが狙ってのことなのだろうが、非常に滑りやすくドリフト向き。名前がFUTOなのは”TOFU(豆腐)”を逆さまにしたものと思われる。ボディの塗分けも完全にパンダだし・・・。頭文字D意識しまくりで嬉しくなっちゃう。
今でこそいくつかの車種と共通になっているが、オリジナル内装・オリジナルメーター・4AGっぽいエンジンと外装だけでなく、中身も相当こだわって作られていた。初期車両でこのような措置があるのは極めて希少。たぶんロックスターに頭文字Dオタクがいるものと思われる。
カリン フト GTX
モデル:トヨタ・スプリンタートレノ(AE86)
上記フトと同じ兄弟車であるAE86型スプリンタートレノ。カローラレビンとは異なり、ライトの点灯に合わせて開閉するリトラクタブルヘッドライトを搭載している。頭文字D人気のおかげで今ではすっかりこっちの方が知名度が高い印象。その甲斐あって中古車市場もトンデモないことに。
兄弟車カローラレビンと共に走り屋たちの相棒として、各地の峠で走り回りあるモノは現存しあるモノはクラッシュしスクラップになった。現在ではカローラレビン以上に希少なクルマなので、今持ってるオーナーたちはぜひとも大事に乗ってあげてほしい。
スプリンタートレノと切っても切れないのが頭文字Dとの関係である。主人公の藤原拓海が操るハチロクは連載当時既に時代遅れと言われながらも、抜群のドライビングと軽量FRの強みを最大限に生かし数々のライバルを打倒していった。その姿に日本中の若者からの絶大な支持を得る。現在もハチロクといえばスプリンタートレノというくらい、その人気は衰えることを知らない。
GTAオンラインでもフトの人気は衰えることなく、初期から存在する車両なのに多くのプレイヤーから愛され続けた。それを見計らってLSチューナーズアップデートにて、スプリンタートレノをモデルにしたフトGTXを登場させた。まさにJDM愛・イニD愛が爆発したシロモノと言えるだろう。
カスタムパーツは元祖フトよりも格段に増え、パンダトレノの再現からネオクラシック仕様まで幅広いカスタムに対応。特にボディペイントはD1グランプリの過去出場車両をオマージュしたものや、N2レース仕様まである。ロックスターのリサーチ力の高さには毎度のことながら恐れ入る。(価格が元祖の100倍くらいになってるんですがソレは・・・)
カリン S95
モデル:トヨタ・86(ZN6型)
トヨタ・86は2012年から販売されているスポーツカー。スポーツカーの中でも特に長い人気を誇るAE86の精神的な後継として設計された。”直感ハンドリングFR”をコンセプトに軽量・低重心・FRという日本で古くから親しまれる、運転して楽しいスポーツカーを目指して製作された。
スポーツカー不遇の時代であるにも関わらず、新生86は若者からアダルト世代まで幅広い支持を受け、各地でワンメイクレースが開催されるなど、その人気は留まることを知らない。2022年には初のフルモデルチェンジが敢行され、エンジンがFA20からFA24に代わり2.0L→2.4Lへ排気量アップ。その運動性能をさらに飛躍させている。
86の成功はあまりにもスゴすぎる。そもそもクルマ離れが進む現代で利便性に乏しいスポーツカーを売ることは困難。よほどクルマが好きでないと興味も持たないというのに、86ときたらクルマに興味のない人でさえ惹かれてしまうカッコよさと、日本車に古くから受け継がれる”運転の楽しさ”が共存するという素晴らしさ。
AE86とは違うから・・・とか、旧来のスポーツカーらしくない・・・みたいな意見もあるが、現代で有象無象を巻き込んでここまで人気になれるのは相当スゴイことだと思う。AE86はもちろん名車だが、86もこの先何10年と経ったあとも名車として受け継がれていてほしい。そんなクルマである。
やった!ついに新型86だ!・・・と思ったら次世代機(PS5・Xbox X/S)限定というプレミア仕様。特別扱いしてくれるのは日本人として悪い気はしないが・・・。でも俺PS5持ってねぇんだヨ!正直性能とかその辺はPS5持ってないのでワカリマセン。でもカッコいいです。ほしいです。
パーツも中々豊富なようで、ロケットバニーやVarisなど流行りのエアロメーカーからインスパイアされたであるものもあるみたい。昨今のカスタムトレンドを惜しみなくフィードバックしたカタチだろう。なおさら次世代機限定なのが悔やまれる・・・。
カリン キャリコ GTF
モデル:トヨタ・セリカ GT-FOUR(ST205型)
6代目セリカは1993年に販売開始されたモデル。セリカは代々ラリー競技への参戦車両として熟成を重ねられており、6代目モデルST205型はWRC参戦のホモロゲーション。つまりWRCに参戦するためだけに開発された特別なモデルなのだ。レース特化の最上級グレードと言ってもいいだろう。
WRCにおいて抜群の活躍をしていたセリカ。5代目までは勝利を幾度も重ね、にわかにトヨタ=ラリーを深く印象付ける活躍をした。ところが6代目ST205型になると苦戦を強いられ、結果的にここでセリカでのラリー活動は終了せざる負えなくなった。7代目ではまさかのFFオンリーになってしまい、結局そのままセリカの歴史に幕を閉じてしまう。
・・・こう書くと6代目は不憫な存在に思えるが、意外にもセリカで人気のあるモデルはこの6代目であり、あの有名なカストロールカラーも何となくST205型のモノって感じ。やはり4灯ヘッドライトのイカつめデザインが良かったのか、クルマ好きの中では結構評価が高い。やっぱデザインって大事ですよねぇ。
WRCでは残念だったが、GTAオンラインにおいては全く真逆の存在である。というのもキャリコGTFは登場当初から性能が凄まじいと話題になるほど速く「なぜセリカが?」と疑問を抱いてしまうくらいレースでは無双状態にあった。多少修正パッチは入ったと思うが、それでも速さは健在。LSチューナー限定レースで勝ちたきゃとにかくコレ使え。
モデリングの再現度、カスタムパーツの潤沢さ、そして何より他を圧倒する速さから大人気。ついついラリー競技カスタムをしてしまいたくなるが、・・・あえてそこを外してスタンス仕様に攻めてみるのがワタシ流。やっぱロールケージ塗分け最高ッ!みんなも色んなカスタム試してみてネ。
カリン プレビオン
モデル:トヨタ・ソアラ(Z30型)+トヨタ・スプリンタートレノ(AE100型)
3代目ソアラは1991年に販売されたモデル。ソアラは2ドアクーペであるものの、大排気量のパーソナリティカーとして開発された。いわゆるハイソカーであり、運動性能やスポーツ走行というよりはゆったりと優雅な運転を楽しむクルマとして販売されたことから、何となくお金持ちカー的なイメージである。
初代・2代目はバブル期と重なっていたこともあり非常に高い人気を博したが、3代目以降はバブル崩壊によるクーペ需要の低減から、販売台数が伸び悩んだ。また海外向けにはレクサス・SCとして販売。鈍重な車重でありながらトルクフルなハイパワーエンジンはさながら、アメ車の高級クーペのよう。古き良きスポーツカーとはまた違った生い立ちを持つクルマ。
全体的なスタイリングはソアラであるものの、フロントフェイスは明らかに別物。同時期に販売していたAE100型のスプリンタートレノ・スプリンターマリノあたりに酷似している。90年代トヨタスポーツカーの合体マシンといったところか。
ソアラがスポーツカーではなくパーソナリティクーペ的な立ち位置だったことを受けてか、プレビオンはクーペにカテゴライズされている。ここはなかなか”分かっている”ところだ。ボンネットを開けてみるとなんとご立派なV8エンジンが・・・。本家の1UGよろしくなかなかイカつくてGOODなデザイン。
日本車の皮をかぶりつつ、アメリカンパーソナリティクーペのような中身を持ったミックステイストな一台。これはこれでアリかも。あ、もちろんサスペンション全下げで鬼キャンにもできますから、鬼キャン好き兄貴たちもよろしく。
ディンカ ジェスター レトロ
モデル:トヨタ・スープラ(A80型)
2代目スープラは1993年に販売されたスポーツカー。丸っこくてどこか愛嬌のあるデザインとは裏腹にエンジンに3.0Lツインターボの2JZ-GTEを積んでいたことで知られる。2002年の排ガス規制前の自動車としては歴代最強と称される超パワーエンジンは現在にいたるまでチューニング業界の寵児としてその名を轟かせる。
カタログ値は制限目いっぱいの280馬力だが、これは法律を通すためにかなり絞って抑え込まれていたと言われている。その証拠にマフラーの換装だけで何十馬力もアップするほどだという。またスープラはSUPER GTでも長らく活躍し、4度のシリーズチャンピオンに輝いている(レース用は3Sエンジン)
2JZ-GTEは特にドリフト競技での需要が高く、現在でも最高峰D1グランプリのトップ選手になるとベース車は違っても、ほとんどが2JZ換装車である。それだけチューニング技術が進んでおり、パーツやスワップ技術も豊富。一方でみんな同じメカニズムのため陳腐化が進んでいることと、後継技術が出来ていないことが問題視されている。どんだけ2JZ最強やねん・・・。
ちょっとお目目が大きい?スープラモデルのジェスターレトロ。カスタムパーツこそ程々だが、ワイルドスピード1のブライアンスープラのペイントや、SUPER GTで大活躍したカストロールカラーが用意されていたり、かなり凝ったパーツチョイスが出来ていると言えるだろう。
中でも面白いのがヘッドライトにつけられるカバー。4灯丸目にできるモノが用意されておりセリカの顔面スワップみたいな雰囲気に。スープラとセリカは兄弟車だったので顔面スワップが可能なモデルもあったんだとか。
ディンカ ジェスター RR
モデル:トヨタ・GRスープラ(DB22型)
3代目スープラは2019年から販売されているモデル。前述した80スープラの販売終了から17年越しの復活にクルマ好きたちの心は踊った。賛否両論はあったがBMWと共同開発で生み出された新型スープラだったが完成後のデザインをみて誰もが納得するカッコイイスポーツカーになっていた。
GRブランドから発売されることになったため、GRスープラと公式に呼称されている。先代から受け継いだ3.0L直列6気筒エンジン+FRというパッケージはBMWの技術を磨くことで更なる高みに到達。前後バランス50:50を実現。BMW製B58エンジンは純正で380馬力を発生させるハイパワーマシンに仕上がった。
販売前からモータースポーツへの参加を積極的に行うことを示唆し、モーターショーやプレカンファレンスなどの場ではGT500仕様、GT4仕様、D1仕様などがお披露目されていた。実際に現在SUPER GTではGT500、GT300クラス共にGRスープラが次々に参戦しており、何度か優勝を飾っているようにそのポテンシャルは確か。やっぱ豊田章夫はレースオタクなんだね。
LSチューナーズでひときわ注目されたジェスターRR。やっぱり元ネタの出来の良さからか非常に人気が高い。現代風スポーツカーでありながら、通り過ぎたら誰もが振り返ってしまうような美しさがあるように思う。
サーキットスペックなパーツが非常に多く、カスタムすればするほどスパルタンレース仕様に変身していく。特にデフューザー一体型のGTウィングとか最近の流行りだなぁって感じ。その他色々最近流行りのカスタムを色々取り揃えているので気になった人はぜひ。
カリン イントルーダー
モデル:トヨタ・クラウン(GRS18型)
12代目クラウンは2003年に販売されたモデル。クラウンはトヨタ車の中で最も古い歴史を持つ車種であり、1955年の初登場以降、常に最新技術と至上の快適性を実現してきた。「いつかはクラウン」と言われるように国産高級車の代名詞のような存在。12代目はキャッチコピーからゼロクラウンと呼ばれることも。
新車販売時は中高年の憧れの存在だったが、中古市場に出回るとカスタムベースとして大人気に。特にVIPカーカスタムが若者の間で大流行。特に18クラウンはカスタムパーツが非常に多く、ドレスアップするには最適な素材といえる。最近ではFRセダンということからドリフト車にする強者も現れ始めた。
GTAオンラインでもVIPカーは大人気。特にイントルーダ―は通常販売されていないレア車だったこと、VIPカーエアロがカスタムパーツにあったことからとりわけ重宝された(現在は通常販売)。旧世代機版(PS3/Xbox360)では車内に菊房が吊り下げられるギミックも。VIPカー好きたちのハートを鷲掴みしたのは言うまでもない。
今でこそ高級セダン車は数多く存在するが、日本国産セダンとなるとイントルーダ―とアステロープくらい。VIPカーはやはり国産車じゃないと・・・というごもっともな気持ちもあるので、今後シーマとかプレジデントとかセドリックとか90~00年代のイケてる国産セダンが欲しいところ。
海外じゃUSVIPなんて言葉もあるくらいVIPカーは海を超えて浸透している・・・とか耳にしたことがあるので、期待したい。
カリン アステロープ
モデル:トヨタ・カムリ(XV4型)+トヨタ・カローラ(E14型)など
8代目カムリは2006年から販売したモデル。カムリはトヨタの売上の基軸を担う世界戦略車であり、海外での売り上げがハンパじゃない。日本ではプリウスがスタンダードセダンとしてよく知られるが、世界基準だとカムリの方が有名。NASCARにも長年出場し続けている。
”金持ち父さん貧乏父さん”のロバート・キヨサキは車中泊ホームレスだったころ、「あの頃私は中古のトヨタに乗って飢えをしのぐ毎日だった」みたいなことを言っていた。おそらくカムリのことを指しているのだが、トヨタ=カムリと言われるほどの浸透レベルを考えると末恐ろしい。
カローラもカムリに並び世界中で売れ続けている車種のひとつ。影の薄い日本では教習車か営業車くらいでしか見ることはなかった。が、最近はどちらもボディが大型化しエッジの効いたイイカンジのデザインになったことから、一般車としてもよく見かけるようになった。一世代前のチープな印象は薄れつつある。
GTAオンライン内においても”THE・普通セダン”だし、野良湧き車ならもっと速いヤツに乗るわい、ってことでやはり影の薄い存在に。まぁカスタムパーツもないし今後も注目されることはないだろう。ハンドリングの良さはピカイチなのでたまには乗ってあげて。
カリン アステロープ GZ
モデル:トヨタ・カムリ(XV3型)
7代目カムリは2001年から販売されたクルマ。スポーティテイストなカムリの最終形で次代8代目以降はルーフが高くボテっとした見た目になる。ウィンダムという名前でも販売されていた。
カムリはトヨタの売上の屋台骨を支える重要戦略車両であり、特に北米ではTOYOTA=カムリレベルの知名度がある。我々がメルセデス・ベンツやBMWを社名で呼ぶように、カムリはそれだけトヨタを代表する車種。日本だと商用車・教習車のイメージが強いが、近年のモデルは垢抜けたカッコイイ系デザインになりつつある。
初期から実装されているアスレロープのちょうど先代にあたる。相変わらずチープさは拭えないが、逆にそれがいいじゃないかという意見もあったりなかったり。元祖同様取り回しが非常に良好。カスタムしてもドノーマルで乗ってもサマになるので1粒で2度おいしい。
カリン ディレタンテ
モデル:トヨタ・プリウス(NHW20型)
2代目プリウスは2003年に販売されたモデル。エコカーの絶対王者として君臨し、低燃費至上主義の日本車市場において一大ムーブメントを巻き起こした張本人。プリウスの出現無くしてここまで低燃費大国になることはなかっただろう。そのくらい言ってもおかしくない日本自動車史を塗り替える大ヒットモデルである。
特に2代目モデルである20プリウスは毎日と言っていいくらい見かけるレベル。その甲斐あってか最近ではカスタムベースとして使われるケースも見かけられ、カスタムイベントでシャコタンプリウスが展示されることも少なくない。どういうわけか・・・結構カッコイイ。
ディレタンテは実車モデル同様にハイブリット機構が再現されている。一定以上の速度になるとエンジン音がし始めるという仕組みなのだが、これは実際のプリウスと全く同じ。そのロックスターのこだわりに心打たれてか、ディレタンテを愛好するプレイヤー(特に日本人)は意外に多い。
その一件を動画にしたらあろうことか再生数が伸びてビックリです。さすがプリウス。コメント欄も面白いです。
カリン ビバナイト
モデル:トヨタ・シエナ(XL40型)
4代目シエナは2020年から現行で販売されている大型ミニバン。シエナはもとはエスティマの海外向けモデルとして開発されたが、日本国内と北米でのニーズの違いから次第に完全な別車両になった。日本車メーカーがお得意とするミニバンではあるものの、北米専売モデルとあってかなり大型。
タンドラや4ランナーのように日本で販売されていないトヨタ車である。左ハンドル設定しか存在しない。それでありながら人気のある3代目モデルを中心に中古車市場はまぁまぁの数が出回っている。以前見た雑誌のインタビューに歴代シエナすべてを所持してきたという猛者もいたので逆輸入ミニバンという狭すぎる需要にも関わらず高い人気が伺える。
SUVがアプデで追加されることは決して珍しいことではないが、日本メーカーのSUVやミニバンというのは相当珍しい。日本車といえば人気どころはどうしてもスポーツカーになってしまうので致し方ないが、こういうちょっと外したチョイスも良い。
カリン ビージェイ XL
モデル:トヨタ・FJクルーザー
FJクルーザーは2006年に販売された車。丸目ヘッドライトに樹脂パーツ、ツートンの明るいボディカラーも相まって何だかオールドファッションな可愛らしいデザインの4DW。元々アメリカ専売モデルだったが、タンドラやタコマなどの逆輸入車が日本でも人気だったことから国内でも販売することになった。
シャシーはランドクルーザープラドと同様だが、後部ドアが観音開きになっていたりとデザインはまるで異なる。模倣するモデルが現れなかったため唯一無二なデザインとなったFJクルーザー。オフロード競技でも通用する走行性能から、国内でも4DW好きたちからの評価は高い。
GTAオンラインではごく平凡なSUV。カスタムすれば見た目こそ本格派になるもののオフロードは苦手。ストーリーでは大変重要な役割を担っている。フランクリンが回収したビージェイXLの後部座席にマイケルが隠れており銃を突きつけるシーンはすっかりお馴染み。これが2人の最初の出会いとなったのだ。
カリン レベル / ラスティ レベル
モデル:トヨタ・ハイラックス(3代目)
3代目ハイラックスは1978年に販売されたモデル。ハイラックスは1968年から販売され続けているロングセラーシリーズで、信頼性の高いピックアップトラックとして世界中で売れ続けている。海外売上は堅調だったが日本ではそもそもトラックのニーズがほとんどないため姿を消していたが、2017年からは販売再開されている。
デトロイトモーターショーにピックアップトラック部門があるように、北米ではいまだにトラックへのニーズが強く、その中でもハイラックスは高性能&頑丈ということでかなりの人気を博した。日本向けは値段が高級車クラスになってしまい、おいそれと手が出るものではなくなってしまった。
特に5代目・6代目モデルは日本でもカスタムベースとして愛好され、特にローライダーカスタムが流行。ジャパニーズローライダーといえばハイラックスと言われるほどメジャーな存在に。あなたも一度は激低ハイラックスを目にしたことがあるだろう。
錆びたボディのラスティ レベル、新品状態の無印レベル、荷台にミニガンを積んだテクニカル、それを水陸両用にしたテクニカル・アクアとレベルはバリエーション豊か。3,000ドルという激安ながら走破性が非常に高い。その安さから過去にはグリッチでよく使われていたりもした。
整備性が非常に高くパーツも数多く流通していることから、ハイラックスは戦争に用いられることが非常に多い。民間車を武装したものをテクニカルと呼ぶため、GTAオンラインでもそのまんま登場したものと考えられる。それだけ優れたクルマであることには変わりないが、何だか複雑な気分。
新品レベルにはカスタムパーツが無い上に野良湧きしにくいため影が薄い存在に。定石通りオフロードカスタムもいいが、SUVやハイエンドのクロームリムを装着すると・・・。なんとドンク仕様に大変身。コンパクトな車体も相まってパンチの効いたカスタムができるオススメカスタム。
カリン エヴァロン
モデル:トヨタ・ハイラックス(7代目)
7代目ハイラックスは2004年に販売されたモデル。自動車の普及が未発達な新興国への輸出を試みた世界戦略車であり、日本やアメリカでは販売されていない。トヨタの目論見は大的中。一般車から公的機関、さらには民間軍事会社まで広く普及し、トヨタ車の信頼性の高さがより広く認知されることとなった。
自動車未開の地に販路を広げられたことは喜ばしいことだが手に入りやすくなった反面、武装勢力の手にわたってしまうことも少なくなく、おそらく最も数多く軍事転用されている民間車と思われる。秩序が安定していない新興国ならではの問題ではあるが、、なかなか難しいところ。
GTAオンラインではリフトアップ・ワイド化された仕様で登場。車体こそノーマルだが明らかにやる気満々オフローダーのカスタム。一応レベルの後継にはなるが値段はスーパーカー並になってしまった。やはりオフロードカスタムではなくドンク仕様にしてしまうたくなる自分がいたのでこのようなカスタムになった。
カリン ホットリンク エヴァロン
モデル:トヨタ・タンドラTRDPro(3代目)NASCAR仕様
日本でもファンの多いトヨタ北米専売車両タンドラ。日本製ながら国内じゃお目にかかれないフルサイズボディのピックアップトラックで独自の人気を博すタンドラだが、オフローダーな見た目とは裏腹にNASCARへ参戦している車両でもあるのだ。
知名度アップを目的にトヨタは2000年からNASCARシリーズへ進出。北米で最も人気のあるモータースポーツNASCARでのトヨタの活躍は目覚ましく、これまでに幾度もの優勝を飾っているがNASCARピックアップ部門では2006年から5年連続でマニファクチャラータイトルを奪取するなど、とりわけタンドラの強さが輝いた。
無印エヴァロンはハイラックスがモデルだったがこちらはタンドラがモデル。スポーツカーに分類されているように、オフローダーピックアップの挙動ではなくなった。なにせ元ネタが日本じゃ知名度が低いもんだから「どうカスタムしていいもんか・・・」と悩んだ方も多いだろう。まぁとりあえずホットリングセイバーと並べるしかないか?
レクサスがモデルのクルマまとめ
エンペラー ハバネロ
モデル:レクサス・RX / トヨタ・ハリアー(2代目)
2代目RXは2003年に販売されたモデル。高級SUVという新たなジャンルを開拓した先駆者であり、SUVがすっかり当たり前になった現在の礎を築いたクルマといえる。北米では初代の販売直後から爆発的な売れ行きを誇り、レクサスブランドの躍進の足掛かりとなった。
SUVブームの始祖でありながら現在も根強い人気を誇り、安価で手に入る初代・2代目モデルはカスタムベースに数多く用いられた。特に大径ホイールを履かせたド派手なカスタムを特徴とするJ-LUGカスタムが多くみられた。J-LUGといえばハリアーといっても良いくらいだ。
ハバネロはローダウンされたハリアーもといレクサス・RX。J-LUGにしたかったワタシにとっては少々残念なスタイルに。純正ホイールにJ-LUGっぽいのが付いているのでやはり意識はしていたのかもしれない。
エンペラー ETR1
モデル:レクサス・LFA
LFAは2010年~2012年に限定販売されたクルマ。超一流の国産スーパーカーを作り上げることを目的に莫大なコストをかけて制作。限定500台3750万での販売だったにも関わらず収益は赤字だったと言われている。スーパーカーとは無縁だった日本メーカーが作り上げたにも関わらず、国内外で絶賛の声が相次いでいる。
ヤマハと共同で制作したV10・5.0リットル1LRーGUEエンジンから送り出されるパワーは最高時速300km以上を実現する。エンジン音もにもこだわりF1エンジンのような超高音サウンドは”天使の咆哮”と称される。今なおトヨタ史に燦然と輝くスーパースポーツとしてクルマ好きたちの憧れの的である。
ETR1はおそらくLFAのサーキットモデル。LFAは開発段階からニュルブルクリンク24時間に参戦していたのでそれからインスパイアされたものと考えられる。純正でスリックタイヤになっておりダウンフォースが強烈でグリップ力が非常に高い。ボディペイントにはペトロナスとDENSO(トヨタの子会社)をモチーフにしたものが用意されている。
エンペラー ベクター
モデル:レクサス・RC F
RC Fは2014年から販売されているモデル。ソアラの後を継ぐパーソナリティクーペとして開発された。大柄でラグジュアリーかつスタイリッシュなスタイルで完成。まさに最高級クーペかくあるべしという感じだ。
そんな開発経緯ながらモータースポーツでも大活躍。SUPER GTでは2014年からGT500クラスに参戦しており、2016年には総合優勝を飾ってみせた。さらにGT300クラスにも参戦しており、現在でも一部チームが使用を続けてる。海外ではニュル24時間やIMSAにも参戦するなどその実力は折り紙付き。
フロントバンパー換装で86顔、日産Vモーショングリル、LFAニュル仕様になったりと奇想天外ではあるが、何よりサスペンション全下げでとんでもない鬼キャンにすることができるのが特徴。歴代最高じゃないか?ってくらいの鬼キャン具合。レクサス×スタンスがこれほど良いものかと改めて実感。
GTAオンラインクルマまとめ【日本車編】
GTAオンラインクルマまとめ【外国車編】