デュボーシーについて
デュボーシーのモデルはアストンマーティン。イギリスを代表する高級車メーカーで、英国の気品あふれるデザインと野獣のように獰猛なエンジンが特徴的なメーカー。正式名称はアストンマーティン・ラゴンダ・リミテッド。
1913年、ロバート・バムフォートとライオネル・マーティンによって設立され、1915年アストン・クリントンという村で行われたレースでマーティンが成功を収めたことからアストンマーティンの名が誕生した。その後経営破産や事業改革を経て現在に至るが、創業以来一貫してハイパフォーマンススポーツカーを作るのは変わらない。
創業当初と1950年代は盛んにモータースポーツに参戦しており、ルマンでは総合優勝を飾ったことも。その後サーキットの第一線からは退くが、近年はアストンマーティン車の性能が認められ、FIAGT3レースや耐久レースに出るようになった。2021年にはレーシングポイントを買収し、F1への参戦を開始。ドライバーにランス・ストロールと4度のチャンピオン経験を持つセバスチャン・ベッテルを起用した。
アストンマーティンといえば切っても切り離せないのが「007シリーズ」との関係である。第三作目「007 ゴールドフィンガー」においてアストンマーティン DB5がボンドカーとして登場したことから一躍脚光を浴びる。以降のシリーズでも主人公ジェームス・ボンドの頼れる相棒としてアストンマーティン車をモデルにしたボンドカーがいくつも登場することとなった。
デュボーシーはスポーツカーとクラシックスポーツカーがメインで、ほかのスポーツカーに比べるとちょっとマニアックなラインナップ。オンラインでも好んで所有している人はなかなかお目にかかれない。とはいえ性能は劣るものばかりではなく、カスタムパーツは控えめながらも質実剛健な走りをするクルマが多い。
他とは一味違うコレクションを作りたい人は、ぜひともデュボーシー車を集めてみよう。スーパーカー以外は1,000,000ドル以下と比較的リーズナブルなところもイイ。
アストンマーティンがモデルのクルマまとめ
デュボーシー ラピッド GT
モデル:アストンマーティン V8 ヴァンテージ
ヴァンテージの3代目のである、通称V8ヴァンテージは2005年に販売されたモデル。ゆうに400馬力を発生するV8エンジンを搭載していることから、こう呼ばれる。アストンマーティンのエントリーモデルに位置付けられ、価格は1500万円程度で十分に高いもののほかのモデルに比べると比較的安価である。3ドアハッチバッククーペの形状をしており、丸みを帯びた上品なスタイルが特徴。
V8ヴァンテージは市販車としてだけでなく、レース方面でも幅広く使われ、GT3クラスのDTMやSUPER GT、ルマン24時間など世界中のレースで活躍。また2021年からはF1のセーフティーカーに採用されている。そのためアストンマーティンの中でも最も目にすることの多いモデルであり、その人気の高さは同社の知名度上昇に一役買っていたのは間違いない。
ラピッドGTは発売当初からあるクルマであり、頻繁に野良沸きするので乗ったことがあるプレイヤーは多いはず。ロールケージの装着ができるハードトップ版とルーフの開閉ができるソフトトップ版がある。日本サーバーで所持している人はなかなか見ないが、海外ではドリフトベース車として人気があり、日本と違ってその評価は高い。なので走り屋諸兄たちはぜひ乗ってもらいたいところ。
デュボーシー エグゼンプラー
モデル:アストンマーティン ラピード
ラピードは2010年に販売されたモデル。1961年から1964年まで製造されたラゴンダ・ラピードのリメイクであり、V8ヴァンテージやDB9など同時期に販売されていたモデルをそのままセダンにしたようなデザインである。心臓部にはDB9と同じ5.9リットルV12エンジンが搭載され、そのパワーは477馬力。紛れもなくスーパーカーならぬ、「スーパーセダン」である。
大馬力ハイスペックセダンでありながら重量配分にもこだわっており、VHプラットフォームの採用で前後配分49:51を実現している。高級セダンが持つラグジュアリーさとクーペと見まがうボディラインから放つ轟音を併せ持つ、アストンマーティンならではのスタイルの一台だ。
エグゼンプラーはラピッドGTをそのまま長くしてセダンにしたクルマ。スポーツカーではなくセダンカテゴリーなので、走行性能は劣る。野良沸きもほとんどしない上に、地味で目立たないセダンということでラピッドGT以上にマニアックなクルマ。人と違ったガレージを作りたい・・・そんなアナタは見逃せない。
デュボーシー マッサクロ / マッサクロ(レースカー)
モデル:アストンマーティン ヴァンキッシュ
ヴァンキッシュは2012年に発売したモデル。アストンマーティンのラインアップの中でもヴァンテージ、DBSを超える最上級高級クーペに位置づけられており、その性能は他の追随を許さない。アストンマーティンのお家芸ともいえるV12エンジンは最大588馬力を発生。最高時速は323kmのモンスターマシンだ。
2000年代後半からのアストンマーティンのデザインはどれも画一的で、ヴァンテージ、DBS、ヴァンキッシュなど、すべて曲線を基調としたなめらかでスタイリッシュなデザインになっている。それ以前のアストンマーティンではそうした統一的なデザインは試みられなかったが、近年スタイルを統一することでブランドイメージ向上に一役買ったようだ。
マッサクロにはノーマル版とレースカー版があり、後者の方が高性能。デュボーシーのロゴが車体につくこと以外カスタムパーツは共通なのでお好きな方を。ノーマル、レースカーともに性能が高く、スポーツカーレースでは長年トップクラスの人気を誇ってきた。レースカーにするときはヘッドライトを黄色にしてGT300気取りになりたいところ。
デュボーシー スペクター / スペクター・カスタム
モデル:アストンマーティン DB10
DB10は2014年に製造されたクルマ。映画「007 スペクター」のためだけに作られたオリジナル車両でわずか10台のみが製作された。完全に現存しているのはこのうち2台だけで、1台は2016年に3億5000万円で落札された。ちなみに公道走行は不可。フラグシップモデルであるDBシリーズに位置づけられたことから、アストンマーティンと007が深い関係を結んでいることが見てとれる。
DB10の祖先であるDB5はアストンマーティンとジェームス・ボンドが初めてタッグを結んだクルマだった。以来007に登場するアストンマーティン車はボンドカーとして登場するようになり、互いにとってなくてはならない存在になったのは想像に難くないこと。これからもボンドとアストンマーティンは共に映画界を彩ることになるだろう。
スペクターはベニーズアップグレードすることで大幅にワイド化され、ロケットバニーやリバティウォークのようなネオクラシック調のワイドフェンダーが装着される。「これがたまらん」ということでデュボーシー車の中でも一番の人気を誇る。スナシャコでさらに車高を下げればもう無敵。スタンスネーションも真っ青な究極スタンスカーに大変身だ!
デュボーシー セブンー70
モデル:アストンマーティン One-77
One-77(ワン・セブンティセブン)は2008年に発表された台数限定のフラグシップモデル。その名の通り77台のみ限定で生産された。創業以来経営が安定しなかったアストンマーティンが「スーパーカーのアストンマーティン」と呼ばれ確固たる地位を築き上げるきっかけになったクルマで、その希少価値から今も高い人気を誇る。
心臓部に搭載されるエンジンは、他車種で搭載されていた6リッターV12エンジンをベースにコスワースがチューンしたもの。排気量を7.3リッターまで拡大し760馬力を発生させ、自然吸気エンジンでは最強と呼ばれた。アストンマーティン特有の優雅なボディラインを盛り上がったフェンダーでワイド&ロースタイルで決め、切れ長のダクトはこのクルマが正真正銘のスーパーカーであることを誇示しているようだ。
デュボーシー車の中でも特にマイナーなセブンー70。金と権力と野望アップデートで追加されたものの、いまひとつパッとしない性能とカスタムパーツが少ないことから非常に影の薄い存在に。個人的には結構エグめのデザインをしていて好き。車高を下げればさらにカッコよくなるので非常にオススメの1台。実車は1億6000万円もするがこのゲームでは半額程度の695,000ドル(7000万円くらい)で買うことができる。
デュボーシー JB700 / JB700W
モデル:アストンマーティン DB5
DB5は1963年に販売されたクルマ。007シリーズ3作目「ゴールドフィンガー」及び4作目「サンダーボール作戦」において、主人公ジェームス・ボンドの愛車として登場したことからボンドカーの代表作というべき存在になった。その後のシリーズでもDB5だけはボンドカーとしてだけでなく、ボンドの普段の愛車としても登場しており、まさに007を象徴するクルマでもあるのだ。
007=DB5といっても過言ではなく、映画だけでなくアストンマーティンを象徴するクルマでもある。その知名度とは裏腹に1963年~65年のわずか2年しか生産されていなかったため、全部で1000台少々しか製造されなかった。世界一有名な劇中車ということもあり、ひとたびオークションに出れば高騰必至。また2020年にはアストンマーティンが復刻プロジェクトとして25台限定で新車販売した。
GTA5内には様々な映画パロディがあるが、これはその最たる例だろう。車名のJB700は明らかにジェームス・ボンド007を意識したものだし、本編ストーリーではマシンガンやまきびしを撃てる武装バージョンが登場した。その後登場したJB700Wはものすごいシャコタンにできるようになった。ドリフトもしやすくドリ車としての人気も高い。意外に知られていないが、エンジン音は非常に独特。
デュボーシー ラピッドGT レトロ
モデル:アストンマーティン V8 ヴァンテージ
初代 V8 ヴァンテージは1977年に販売されたスポーツカー。ヴァンテージシリーズの第一号車であり、当時アストンマーティンの主力モデルだったV8の上級モデルに位置する。V8ヴァンテージは0~100km加速でフェラーリの伝説的モデル、フェラーリ・デイトナ(365GTB/4の通称)を上回り、「英国初のスーパーカー」と称された。
その名の通りV8エンジンを搭載しており、最終型V8ヴァンテージの馬力は430馬力に達していたという。巨大エンジンを収めるためのエンジンフードはとても大きいロングノーズ設計だった。お上品なイギリスにはなかなか似合わない凶暴なV8エンジンは最高時速270kmに達したという。70年代でこの数字ははっきり言ってヤバイのである。
ラピッドGTが3代目ヴァンテージなのでラピッドGTレトロはその前々モデルということになる。一見するとマッスルカーと見間違えてしまうが、これは英国産のクラシックスポーツカー。まぁエンジンがV8なのでアメ車に近い気もするが。ところでこの車の最大のセールスポイントはエンジンカスタムだ。ボンネットの変更でエンジン・タコ足むきだしのモンスターマシンに変貌する。正直笑っちゃうくらいスゴいので一見の価値あり。
デュボーシー ヴァグネル
モデル:アストンマーティン ヴァルキリー
ヴァルキリーは2016年から開始されたハイパーカープロジェクト。F1チームレッドブル・レーシングとのコラボプロジェクトで作成された車両で、2021年11月に第一号車が誕生した。アストンマーティンのヘッドデザイナーであるマレック・ライヒマンと「空力の鬼才」ことエイドリアン・ニューウェイが製作を指揮している。
ニューウェイは数々のF1マシンを手掛けてきたが、ロードカーの開発を長年の夢に抱いてきた。ヴァルキリーはそれを実現した究極のハイパーカーであり、F1ゆずりの空力デザインとカーボンファイバー100%で作られたボディによって驚くべき走行性能を実現している。心臓部には6.5リッターV12エンジンが搭載され、そのパワーは1000馬力を超える文句ナシの怪物マシン。
実車のヤバすぎスペックに負けず劣らずの十分すぎるスペックを誇るヴァグネル。特筆すべきはダウンフォースで、パワーもさることながら、それを地面へ伝える吸着力がF1カー並み。THE・ハイパーカーということで、お値段もどんでもないことに。
デュボーシー チャンピオン
モデル:アストンマーティン ヴィクター
ヴィクターは2020年に製作されたオーダーメイド車両。ベルギー人のとある大富豪のためにアストンマーティンのオーダーメイド部門「Q」が70周年を祝う目的も込めて製作が行われた。開発にあたって本社にあったOne-77のダブシャシーをベースにエンジンをコスワースでパワーアップ。そのパワーは自然吸気ながら848馬力に到達した。
ヴィクターはドストレートなドライバーズカーである。近年のスーパーカーはパドルシフトに4輪駆動でハイブリットカーが多い。そんな中ヴィクターはマニュアルトランスミッション、後輪駆動、V12NAエンジンと古臭さすら感じるストイックなクルマなのである。それでも6億円かけて形作られた夢のマシンは他の追随を許さない圧倒的な性能を誇るのだ。
スーパーカーの中でも特にレーシーな雰囲気漂うチャンピオン。もちろん性能は過去トップクラスのスーパーカーだが、驚くべきはその値段。ついに前人未到の3,000,000ドルに到達。1,000,000ドルでも高いと言っていた時代はどこへやら。イマニテックも付けれるので高性能なのには変わりないが、それでも破壊的インフレを象徴する一台と言っていいだろう。
GTAオンラインクルマまとめ【日本車編】
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