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【GTAオンライン】ロールスロイスがモデルのクルマまとめ

2023-05-12

エナスについて(ロールスロイス)

エナスのモデルはロールスロイスとベントレー。ロールスロイスは1931年~1998年までベントレーを傘下のブランドとして従えていたためと考えられる。2003年以降BMW傘下となり、現在に至る。

ロールスロイスは1906年にイギリスで創業された自動車会社。ロールス社を運営していた上流階級出身のチャールズ・スチュアート・ロールスとロールス社を運営していた労働者階級出身のフレデリック・ヘンリー・ロイスによって設立された。1904年にロイス社が製造した自動車に感銘を受けたロールスが、アーネスト・クレアモンド、クロード・ジョンソンを加え創業した。

ロールスは世界最古のスピード狂とも言うべき人物でクルマだけでなく170回以上のフライトを行うほどの飛行機好きだった。1910年に自ら操縦していた飛行機の事故で亡くなった。自動車と航空機の先駆者として知られ、自動車産業の将来性に目をつけ、大学卒業後すぐに自ら設立した会社で自動車輸入業を営んでいた。

ロイスは9歳から働き始めた苦労人。20歳で自らの会社を興し電気部品製造で高い評価を集め、その後自動車製造を手掛けることになる。ロイスは晩年病床にふせている間も図面を書き続けた生粋のエンジニアと言われている。いわゆるイギリス版の本田宗一郎。現場主義者の完璧主義オヤジだったんだとか。

 

1904年にロールスロイス第1号車「ロイス・10HP」を製作。10HPシリーズは自動車黎明期の1900年代初頭では最高の信頼性を誇っていた。そんなロールスロイスの名前を一躍世界に知らしめたのが1906年に誕生したシルヴァーゴーストである。保守的設計ながら高い静粛性を確保。『高級・頑丈・静粛性』というロールスロイス車の基本理念は現代まで引き継がれている。

シルヴァーゴーストでの成功からイギリスのみならずヨーロッパやアメリカを含めた世界各国の富裕層たちから人気のメーカーとなり売り上げを伸ばした、また同時進行していた航空機エンジン産業も第2次世界大戦勃発をきっかけに大きく成長し、終戦まで安定した経営を送る。1931年にはベントレーを買収し傘下に収めた。

しかし1960年代に入り大型旅客機向けのジェットエンジン開発を行っていたところ思わぬ苦戦を強いられ、結果的にこれが足かせとなり1971年に倒産。そのまま国有化された。その後ロールスロイスの自動車部門と航空機部門は分離され、自動車部門はロールスロイス・モータース、航空機部門はロールスロイス・ホールディングスとなった。

ロールスロイス・ホールディングスは経営回復し民営化、現在もそのまま存続している。ロールスロイス・モータースはヴィッカーズに買収されたあとさらに売却され、フォルクスワーゲンとBMWがすったもんだの揉め事を起こした結果、1998年にBMW傘下になり現在まで至る。

 

ロールスロイス車はちょっとカッコイイ名前(もとい中二病)なイケてるネーミングセンスが光る。例えばゴースト(幽霊)やファントム(幻影)、レイス(生霊)といった具合である。これは足音一つしないまるで実体のない幽霊のような静粛性をウリにしているため。

また壊れないクルマとしても有名である。こんな有名な逸話も。

とある大富豪が砂漠のド真ん中をロールスロイスで旅していたところ、暑さや砂地に耐えられず故障してしまった。

困った大富豪がロールスロイス社へ電話をかけると、新品のロールスロイスを積んだヘリコプターが現れ

「ロールスロイスは壊れない」

とだけ言い残してロールスロイスの新車を置いて帰った。

という話。本当かどうかは定かではないが、それくらい信頼性・頑丈さにこだわっているということ。

観音開きするドアとまるで棺桶のような四角いボディが特徴的。メッキグリルはパルテノン神殿をモチーフにしていると言われている。またドアの内側に傘立てがついている。内装は高級ホテルのスイートルームのような空間になっており、豪華すぎる内装と静粛性・静音性はロールスロイスならでは。このような特徴から運転する車ではなく、運転してもらうクルマとして高く評価されている。

 

GTAオンラインではスーパーダイアモンドしかロールスロイス車は存在していなかったが、アップデートによってウィンザーを始めとした他車種も追加されていった。

同じくエナスのベントレー車に比べるとどうしても影が薄いのは否めないが、なかなかモデルを忠実に再現しており、重厚感というか威圧感は本家モデルの意匠をよく受け継いでいると言えるだろう。

ウィンザーはカスタムパーツがない代わりに、ブランドロゴをボディ全体にあしらうユニークな仕様。さらにウィンザードロップは現状唯一の4ドアオープンカー。数は少ないながらもユニークな仕様のモノが多い。

 

 

 

ロールスロイスがモデルのクルマまとま

エナス スーパーダイアモンド

モデル:ロールスロイス・ファントムVII

ファントムVIIは2003年に販売された最高級サルーンである。ロールスロイスが正式にBMW傘下となってから初めて販売された4ドアサルーン。新生ロールスロイスの地位を確立した大ヒット作。ロールスロイスといえばコレという代表車種である。

ライバル車がマイバッハと言うだけあってそのスペックは圧倒的。460馬力を発生する6.7リッターV12エンジンを心臓部に備え、車重は2600kgを超える。『重厚』という言葉をこれほどまでに体現するクルマが他にあろうか?ファントムに限らずロールスロイス車のほとんどの車重は2トンを超える。

今回紹介するロールスロイスモデル車の中で唯一初期から存在する車。現実通りの観音開きとはいかなかったが、のっそ〜りした走りといい、棺桶かと思うようなカクカクデザインからは間違いなくロールスロイスの雰囲気を感じる。カスタムパーツも無くオンラインでは野良湧きもしないため影の薄い存在に。

 

 

エナス ウィンザー

モデル:ロールスロイス・レイス(2代目)

2代目レイスは2013年に発売された2ドアクーペ。ファントム・ゴーストの小型版という位置づけで開発されたクーペでありデザインは似通っているものの、ところどころシャープに仕上がっており2ドアクーペらしくスポーティなデザインとなっている。

フロントセクションはロールスロイス特有の角張りデザインだが、ルーフからトランクかけてなだらかな傾斜を描くデザインになっている。ボンネット〜ルーフ〜トランクまでをボディと別色にした2トーンモデルも存在しており、これがなかなかカッチョイイのだ。

ウィンザーはアプデで追加された2台目のロールスロイスモデル。カスタムパーツはないものの大手ブランドロゴをモチーフとしたボディペイントが多数備えられており、なんとも言えぬリッチ感が漂う。ボディペイントさえなければかなりカッコイイ優良車両。特にロースタンスが際立つ。

 

 

エナス ウィンザー ドロップ

モデル:ロールスロイス・ドーン

ドーンは2019年に発売されたドロップヘッドクーペ。世界でも稀な4人乗りオープンカーである。レイスと基本的なデザインや構造は似ているが、レイスはパワーと速さを求めたスポーツクーペであるのに対し、ドーンは皆でワイワイドライブするのを目的としたコンセプトと唱えられている。

4人乗りオープンカー…といえば日本では成人式仕様のお祭り騒ぎしか思いつかないが、ドーンにはそんなヤンチャさは感じられない。4人乗りオープンカーと名乗ってもロールスロイスらしい上品さを持ちつつ、ゴージャスかつワクワク感を感じさせるデザインの妙がある。

GTAオンライン唯一の4人乗りオープンカー。実車の方は2ドアだがドア枚数=乗車人数のGTAオンラインではしっかり4ドア化。ルーフを開放するとビョーンと長いボディラインが際立つ。目立ち度100%のビックリデザインだが流石に初登場から年数を経て影が薄くなってきた印象。

 

 

エナス ジュビリー

モデル:ロールスロイス・カリナン

カリナンは2018年に販売されたロールスロイス製最高級SUVサルーン。昨今ランボルギーニやマセラティといった高級車メーカーがこぞってSUVの開発に勤しむなか、ロールスロイスからも流行に乗っかったSUVが発売された。長旅をリッチに過ごすことをコンセプトに掲げており、レイスやゴーストを上回る600馬力の出力を4DWで伝える。

『ロールスロイス史上最も独創的』と自らが謳うようにSUVであってもロールスロイスらしさを忘れない。フロントは特有の角張ったデザインをあしらい、リアはSUVらしい丸みのある形になった。そして2700kgを超える重量、もちろんドアは観音開きだ。

セレブリッチな生活をテーマにした契約アプデで追加されたジュビリー。そのコンセプトに相応しくカリナンの持つSUVでありながら重厚感とゴージャス感を備えている。性能は並程度といったところで、まぁこのゲームのSUVならしょうがないという程度。雰囲気を楽しむ車。

 

エナス スタッフォード

モデル:ロールスロイス・ファントムV

ファントムVは1959年〜1968年に製造されたクルマ。1925年以降、ロールスロイスの代表車種となるファントムの5代目モデル。米国やヨーロッパを中心に1950年代に見られた前後丸みを帯びたデザインが特徴的。ゴッドファーザーなどのマフィア映画に出てくる黒塗りのイカつい車両は大体この年代のロールスロイス。

長い歴史を持つファントムの中でもファントムVは多くの著名人に愛された。中でもジョン・レノンのは有名だ。ボディ、内装、窓ガラスまで徹底的にブラックで統一されたオーダメイド車であり、なんとこれが英国初のスモークガラス搭載車という噂も。後にこのファントムVはイエローを基調としたサイケデリックデザインに変更されたというのは有名なエピソード。

いかにもオールドカーなスタッフォードだが、シャコタングリッチができるので車高を落とすとなかなかクールに。黒塗りフルスモでゴッドファーザーよろしくマフィアを演じるのも悪くない。上述したジョン・レノンのサイケデザインはこの車のボディペイントにも元ネタとしてちゃんと揃えられてある。

 

 

 

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