ウーバーマフトについて
ウーバーマフトのモデルはドイツのBMW。BMWは1916年にグスタフ・オットーにより設立された会社。創業当時は航空機エンジンメーカーとして立ち上げられた。1932年に初めて自社生産の自動車を製造し、以来、ベンツ、アウディと並び、ドイツ自動車メーカーの雄として世界中で知られるようになる。バイクの製造もしている。
BMWとは『Bayerische Motoren Werke』の略でバイエルン発動機製造会社という意味。白と青のチェッカーのエンブレムは大空で羽ばたくプロペラを表しており、元が航空機メーカーであったことの名残である。また本社があるバイエルン州の州旗をも表現している。
BMW車の特徴と言えばフロントマスクのキドニーグリルだろう。キドニーは『腎臓』という意味。1933年以来デザインを変えながらもBMWの象徴として、すべての車種に採用され続けている。年を追うごとにグリルが大きくなっている。日本ではブタハナ(豚鼻)と呼ばれることも。
50:50の前後車重バランス、FR、直列6気筒エンジンへのこだわりが強く、利便性とスポーティなスタイリングを両立したパッケージに定評がある。近年はxシリーズに代表されるように4DWのモデルも作っていたり、FFモデルのクルマも販売していたりする。
F1やWEC、ラリーなど一通りモータースポーツには参戦したことがあるが、中でもDTMにおいては、近年のゴタゴタの中でも一貫して参戦表明し続けるなど、古参強豪メーカーとして確固たる地位を築いている。
GTAにおいてもウーバーマフトは古くから存在しており、その時代のBMWデザインをインスパイアしたクルマが登場している。キドニーグリルは際限出来ていないが、スポーティなボディラインやデザインは明らかにBMWのそれである。
今作GTA5でも初期から数多く実装されてはいたが、他メーカーの車種が続々追加された影響で若干影の薄い存在に。ベネファクター(ベンツがモデル)のラインナップがF1からSUV、コンパクトカーに至るまでバラエティ豊かなのに比べると少し寂しい印象。しかしクルマ好きプレイヤーの中では根強い人気を誇る。
ちなみにウーバーマフトとオベイ(アウディがモデル)の看板が対面して建っている場所があり、互いに挑発するような一文が書かれている。これは現実に本物のモデルがあるパロディ作品。
BMWがモデルのクルマ一覧
ウーバーマフト センチネル
モデル:BMW 3シリーズ クーペ (E93型)
BMWの看板車両と言えば3シリーズ。クーペ、セダン、ワゴンに至るまで、Dセグメントの中核車両として最も量産されてきたモデルだ。第5世代であるE90系は先代よりもボディサイズが大型化され、さらなる居住性が確保された。このモデルは中古車市場でイイカンジに値段が落ちてきているので狙い目。
3シリーズはBMWの象徴。日本でもヨーロッパでも最も多く見かけるBMWは3シリーズだ。時代に合わせてデザインが変わってきており、近年は大型化する傾向にある。以前はモータースポーツにも多数参戦していた3シリーズだが、その役目は4シリーズや6シリーズが担うようになってきた。
センチネルは電動オープン。ボタンひとつでルーフが動く姿はまさに高級パーソナリティカーのそれだ。オープンでもカッコいいし、閉じてもカッコいい。リム幅も太いのでステップリムが良く似合う。個人的には黄色ヘッドライトが似合うと思っている。野良でよく出てくるので目に付いたら保管しておこう。
ウーバーマフト センチネル XS
モデル:BMW M3 (E92型 GTS)
BMWの屋台骨である3シリーズ。その3シリーズをBMWのモータースポーツ部門であるMがチューニングしたものがM3である。エンジンのパワーアップはもちろんのこと、足回りの向上、軽量化にも余念がなく、BMWのハイパフォーマンスモデルの代表作として君臨し続けている。
E90系M3は伝統のフラットシックス(直列6気筒)ではなくV8エンジンを全車に搭載している。V8とはいえ直6よりも軽量化されている。M3は常にモータースポーツへの参戦を視野に開発されており、E92 GTSは450馬力を発生させ、洗練された足回りでサーキットを駆け抜けることが可能だ。クーペの他セダン、カブリオレバージョンもある。
センチネルと異なり、XSは明らかにM3を意識した仕上がりだ。ボディ各部にカーボンパーツが使われていたり、ロールケージを付けれたりする。ちなみにロールケージを付けるとエンジンがツインターボになる珍しい仕様。外装インタークーラーにはSTD(Sentinel Tuning Divsion)と書かれている。レーシングなパーツが多く、M3へのこだわりを感じるクルマだ。
ウーバーマフト センチネル レトロ
モデル:BMW M3 (E30型)
現在に至るまでBMWのスポーツカーといえばM3だが、その礎となったのがE30型をベースにチューニングされた初代M3である。拡大されたブリスターフェンダーと専用2.3Lエンジンなど各部にアップデートが施され、生粋のレーシングマシンとして生み出された。
初代M3はDTMで勝つために生み出された。当時DTMはドイツ国内外で高い人気を誇り、各メーカー熾烈な開発競争を繰り広げていた。80年代末期のモンスターマシンだらけであり、メーカーがレース専用マシンを普通に開発し販売していたほどだった。1989年にはトリコロールカラーの初代M3がシリーズチャンピオンに輝いており、以降このトリコロールカラーはMシリーズの象徴的なカラーリングになっている。
センチネルレトロは丸目ではないものの、完璧にE30型をインスパイアしている。角ばったボディとさりげなく盛り上がったブリスターフェンダーが、往年の名車を思い起こさせる。カスタムパーツも豊富でレーシーな使用から街乗り使用まで様々なカスタムが可能。メインカラーとサブカラーでバンパーの塗り分けができる珍しい仕様。
ウーバーマフト センチネルレトロ・ワイドボディ
モデル:BMW M3 (E30型)
センチネルレトロのワイドボディバージョン。ベニーズショップへ持ち込むことでアップグレードできる。見た目にはブリスター気味なフェンダーが追加されただけだが、カスタムパーツが一新。カジュアルなパーツが多かったのに対し、ワイドボディ版はレーシングカスタムが増加。
80年代の全盛期DTMを彷彿とさせるカスタムパーツが目白押し。オールドレーシングカーマニアにはたまらない一台に進化した。カスタムカーとして楽しむならオリジナルのまま、レーシングカーにしたいならワイドボディへと好みに応じてカスタムを楽しめるようになった。
余談だが、フェンダーの形状がロケットバニー製E30系3シリーズ用オーバーフェンダーに物凄く似ている気がする・・・。たぶん気のせいではない。
ウーバーマフト ザイオン / ザイオン カブリオ
モデル:BMW 6シリーズ (E63 / E64)
6シリーズはBMWの中でもラグジュアリーなデザインのクルマだ。3シリーズよりもボディが大きく、どっしりとしたデザインが特徴的だ。2代目モデルのE63、64型は初代の発売から14年後に発売されたモデルで、久々の復活という形になった。
直線を基調とした角ばったデザインではなく、曲線を基調としたデザインに生まれ変わり、以降BMWのクルマは丸みを帯びたデザインで洗練されていくことになる。伝統の直列6気筒のほかV8エンジンもラインナップされただけでなく、M6にはV10エンジンが搭載された。
センチネルとほとんど見分けがつかないザイオン。センチネルよりもボディが長くのっぺりとしている他、随所に異なる箇所がある。カブリオはソフトトップルーフの開閉が可能。性能は大差ないが、個人的にオープンの姿はザイオンの方が似合う気がする。センチネルは比較的人気だが、ザイオンはほとんど所有している人を見かけない。愛を持って乗ってあげよう。
ウーバーマフト ザイオン レトロ
モデル:BMW 6シリーズ(E24)
1977年に販売された初代6シリーズは革新的そのものだった。機動性に優れた3シリーズとは異なりラグジュアリーカーとしてこの世に生を受けた。当時のフラグシップモデルとして販売されていた初代6シリーズは現在でも特に愛好家が多く、スタイリッシュなデザインは今でも目を引くものがある。
旧車らしく直線を基調としたカクカクボディではあるのものの、クサビ型のトガったデザインが独特のカッコよさを醸し出す。ローフォルムが似合うこのデザインは現代でも色あせない先進的なデザインだったといえるだろう。
カスタムパーツはほとんどセンチネルレトロと共通。性能もそこまで大差ないので好きな方(もちろん両方)を選ぶとよいだろう。ベースの車体のおかげでシャコタンにしたときの姿がかなりイイ。やっぱり初代6シリーズのデザインは偉大だと痛感。
ウーバーマフト オラクル
モデル:BMW 7シリーズ (F01型)
7シリーズはBMWのラインナップの中でも最も大きい大型高級セダンだ。3シリーズや5シリーズにはクーペ・ツーリングワゴンが存在するが7シリーズには存在せず、一貫してセダンのみである。第5世代にあたるF01系にはロングホイールベースや防弾仕様、ハイブリット仕様までも存在する。
この手のフルサイズセダンといえば、専属の運転手に運転させオーナーは後部座席でふんぞり返るのが一般的だ。しかし走りの文化にこだわるBMWは、たとえ7シリーズであろうとも、オーナー自身に運転してもらうことを薦めているのが他社との違いだ。
オラクルは初期から存在する車両でカテゴリーがスポーツカーになったりクーペになったりした過去をもつ(最終的にはクーペになった)。7シリーズに似ているかイマイチだが、迫力のある大柄ボディとアグレッシブなデザインから、カスタムパーツがほぼ皆無にも関わらず昔から人気車種。特にシャコタン化したときのルックスは際立ったものがある。
ウーバーマフト オラクル XS
モデル:BMW 7シリーズ (E65型)
前述したオラクルの一つ前の型をモデルにしたのがオラクルXSだ。フェイスリフト後の後期型が最も近い。第4世代にあたるE65系では世界初となる量産型水素自動車モデルが開発され、100台のみ限定販売された。
第4世代はシンプルながら『どこか旧車チックなデザイン』と、近年のクルマに多く見られる『丸みを帯びたデザイン』が混在したモデルだ。デザインの進化がよくわかるクルマだといえるだろう。
オラクルと異なり、オラクルXSはモデルの第4世代7シリーズのデザインを非常によく再現している。ヘッドライトは90年後半~00年代前半のBMWに見られたイカリングっぽいデザインをしている。同じオラクルだが、2台とも違う個性があるので甲乙つけがたいところ。いっそのこと、どっちもガレージに入れてしまえばいのだ。
ウーバーマフト SC1
モデル:BMW i8
今や常識となったハイブリット自動車。それをスーパーカーへ高いレベルで落とし込めないか?その問いかけ答えを出したがi8である。新時代のハイブリットスーパーカーらしく、先進的な機能がいくつも備わっている。
地面に這うようなボディ、バタフライドア、クサビ型のエクステリア・・・。まさにスーパーカーのそれだが、エンジンはミニと共通の1.5Lエンジンである。そのためスーパーカーのようないで立ちではあるが、運転しやすく初心者にも優しい。またアクセルを吹かすと電子音で作られた直6エンジン風の音が出る仕組みも。コンセプトと言いメカニズムといい、他に類を見ない先進的なアプローチと言えるだろう。
と、実車では意外に控えめなスペックのi8だが、GTAではちゃっかりスーパーカーなのだ。パチモン感の強いデザインではあるものの、i8独特のクサビ型のデザイン、明らかに1.5Lではないパワー、太っいタイヤ・・・。まぁインスパイア出来てるかどうかは置いといて、カッケーことには違いない。
ウーバーマフト サイファー
モデル:BMW M2 competition (F87型)
2シリーズはBMWのカタログの中で最も新しいカテゴリーだ。2014年にベールを脱いだ2シリーズは従来よりもコンパクト、それでいてBMWの走りのDNAを余すことなくつぎ込んでいる。M2コンペティションはその2シリーズの中で頂点に立つ最高級モデルだ。
伝統のフラットシックスをツインターボで武装したエンジンは軽く400馬力を発生させる。ワイトレで大型化しつつ、2シリーズ特有のスマートさも残す。3シリーズでも5シリーズでもない、全く新たなジャンルである2シリーズは、これからもBMWのコンセプトの象徴として輝くことだろう。
他のウーバーマフト車と違い、サイファーはもろにBMW。外観のデザインはグリル以外はほぼ実物のままで、著作権違反で訴えられてもおかしくないレベルだ。それ故にデザインはM2が持つスタイリッシュさが際立っており、LSチューナーズ車の中でも外国人を中心に絶大な人気を誇る。BMW Mのトリコロールカラーもこだわりを感じる仕上がりだ。
ウーバーマフト レブラ GTS
モデル:BMW X5 (G05型)
創業以来スタイリッシュなセダンやクーペにこだわり続けてきたBMWが新たな自動車カテゴリーに挑戦したのがX5だ。SUVではなく、SAV(スポーツ・アクティビティ・ビーグル)と名乗るように、アクティブにレジャーを楽しみながらBMW本来のスポーティさも忘れていない。BMW初の4輪駆動車である。
近年、欧州やアジア圏を筆頭にSUVカテゴリーの車がトレンドになりつつある。日本でもX5の売上は上々で600万円~という高値ながら、従来のセダンやツーリングワゴンに匹敵する人気を誇る。旧型は中古車市場でもよく目にするようになってきた。今後もSUVブームは長く続きそうだ。
SUVブームの波はGTAオンラインにも押し寄せており、アップデートのたびに少数ながら追加されている。特にレブラGTSのようにスーパーカー並の高級SUVが多く、価格の割に性能はイマイチというものが多い。それ故人気は低いので、人と違うクルマを集めたいマニアック思考の人には密かな人気があるとかないとか。
ウーバーマフト ラインハート
モデル:BMW・3シリーズツーリング(G21型)
7代目3シリーズは2019年から販売されているモデル。ヨーロッパ市場で最も主流と言われてるDセグメントに属し、販売開始以来BMWの主力製品としてラインナップされ続けているモデル。日本でもメジャーな存在であり、ライバル車のメルセデス・ベンツ・Cクラス、アウディ・A4と比べても比較的多く目にする気がする。
ステーションワゴンであるツーリングもまたセダンに負けず劣らずの人気を誇り、手頃な価格・適度なスペック・憧れの輸入車ということで日本でも目にする機会は多い。ツーリングになってもBMWのイデオロギーである50:50の前後バランスは崩すことなく利便性と運動性能を両立することができている。
セダン・クーペ意外の欧州車が追加される時は流行りに乗っかってSUVばっかりだったのが、なんとまさかのステーションワゴン。「何でこのゲームにツーリングワゴン無いの?バカなの?」って思ってたマニアック諸君、お待たせしました。私もですがツーリングの登場を心待ちにしてた人は多い…ハズ。平凡性能の100万ドル台だろうが、愛さえあれば関係ねぇ。ルーフブラックにシャコタンでビシッとキメれば立派なスタンスネーションさ。
GTAオンラインクルマまとめ【日本車編】
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